小田原ターミナルホテル
カプセルルーム

2025.12.03
カプセルホテル・仮眠室

施設説明

ビジネスホテル内の空きフロアを活用した、カプセルベッドの導入とリニューアル

小田原ターミナルホテルは、JR小田原駅から徒歩1分の好立地に佇むビジネスホテルです。5階建てのビルに約50の客室があり、家族旅行からビジネスユースまで多くの利用があります。
2025年9月、カプセルベッド14床が並ぶ男性専用のカプセルルームがオープンしました。空きのあった1階フロアを有効活用してスタートした、新たな挑戦です。以前から通常客室の増床を検討していたなか、カプセルベッドの存在を知ったホテル関係者がコトブキシーティングのショールームを訪れ、約半年という短期間で納品に至りました。オープン直後から週末はほぼ満室の稼働率と、注目を集めています。

広く快適な最新型のカプセルベッド、出入りがスムーズにできる設計の工夫も

導入されたカプセルベッドは、コトブキシーティングのラインナップのなかでも最新の「GS-CUBE」です。外装パネルに木目調の化粧合板を用いており、シックで洗練された宿泊空間を演出しています。
「GS-CUBE」は、カプセル内部の凹凸を極限まで少なく設計しました。体格の大きな男性でもゆったりと過ごせる、広いベッドスペースをもたらします。また、上段のベッドへ上るためのハシゴを、カプセルに対して斜めに角度をつけて設置しました。上り切った先には足を置きやすい広いデッキと、開口部の左右両側には大きく掴みやすい手摺があり、姿勢を崩すことなく真っ直ぐにカプセル内に入り込むことができる、上り下りがしやすいつくりです。
ベッド内部には、オプションとして、ヘッドボードに背面パッドを備えました。ベッド内で座ったときに、背もたれクッションの役割を果たします。ミラーやフックも用意したため、簡単な身支度も済ますことができます。

カプセルベッドの最大のメリット、効率的な設置と設営のしやすさ

ゆとりあるパーソナルスペースを効率的に確保できる点は、カプセルベッドの特徴のひとつです。今回は、ベッドへ出入りするための開口部が、就寝時の身体の向きと垂直に設けられたフロントオープンタイプのベッドを選ぶことで、面積に限りのあった空きフロアへ14床分のカプセルを導入することができました。向かい合わせに並んでいますが、通路幅が広く宿泊客同士のすれ違いや通り抜けもしやすい、居心地の良い宿泊環境です。
搬入や設営が容易な点も、空きフロアに導入を希望していた小田原ターミナルホテルのニーズにマッチしました。各パーツを部屋に運び入れてから現地で組み立てを行うため、大きな搬入口は必要なく、人が通常出入りするドアサイズで持ち込みが完了。支柱にパネルをはめ込んでいくシンプルな工法により、短い工期と少ない人手で設営を終え、スムーズなリニューアルを果たしました。

施設概要

小田原ターミナルホテルは、雄大な自然・温泉・美術館が点在するリゾート地で知られる箱根市で、JR小田原駅から徒歩1分というアクセスの良さを誇る宿泊施設です。無料Wi-Fiやモーニングコーヒーのサービスなどが整い、観光地からも程近い距離であることから、多くの観光客・ビジネスマンに利用されています。2025年9月には新たな宿泊エリアとして、カプセルベッドを導入したカプセルルームをオープンさせました。

居室データ

所在地
250-0011 神奈川県小田原市栄町2-4-3 地図
施主
株式会社湘南リゾート
オープン
2025年9月
床数
14
関連リンク
小田原ターミナルホテル WEBサイト