大和大学
大和アリーナ

2025.10.14
学校体育館・アリーナ

施設説明

開学10周年の大規模キャンパス拡張工事、活気あふれるアリーナが誕生

大和大学は、全国屈指の進学校である西大和学園を母体とし、大阪府吹田市で2014年に開学した私立総合大学です。開学10周年の節目に合わせてキャンパスの拡張・リニューアルが実施され、2023年3月、大和アリーナが竣工しました。約4,800名を収容できる大規模な施設で、授業やスポーツのみならず、音楽コンサートなどさまざまな用途で利用が可能です。他の校舎と同じく赤い煉瓦を中心とした外観の中に、エントランスの上と左右に真っ直ぐに伸びる黄金色でアリーナらしい力強さを打ち出し、キャンパスの新たなシンボルとして存在感を放っています。

観覧席エリアをデザインで区別して「レクチャーホール」を確立

アリーナのフロア面積は、約1,700㎡。バスケットボールコートやバレーボールコートであれば2面、バドミントンコートは8面を確保することができます。観覧席は、1階のアリーナをコの字型に取り囲んで、2階に配置されました。
観覧席の構成で特徴的な点は、アリーナ両サイドの座席エリアと、ステージと向かい合ったコの字の短辺にあたるエリアが、一続きに繋がっていないこと。座席や床のカラーも異なります。両サイドと明確にデザインを分けることで、ステージに正対する短辺部のエリアに大講義室や講堂の役割を持たせて、式典や講義に活用しやすい空間づくりを行いました。
レクチャーホールと呼ばれるこの部分には、後方の壁の透かし模様からは柔らかな外光が入ります。淡いグレーの座席と相まって、柔らかな雰囲気に仕上がりました。イスの足元には3~4席ごとにコンセント口も用意されているため、授業でタブレットやパソコンなどが必要な際も安心です。両サイドに比べて最前列とアリーナフロアとの距離が近く、イベント開催時には迫力あるダイナミックな観戦や鑑賞を楽しむことができます。

個席タイプのブローモールディングシートを2種類導入

座席は全て、高密度ポリエチレンをブロー成形したBLMシリーズのスタジアムシートです。空気で膨らませて成形することで、ダブルシェルと呼ばれる中空構造がイスの内部に生まれ、外気温に左右されづらい柔らかな座り心地を創出します。ボール等が当たっても破損しづらい高い耐久性を備えており、飲食で汚してしまった場合もさっとふき取ることができるなど、メンテナンス性にも優れています。
アリーナ両サイドは背もたれのない個席ベンチタイプのBLM-3500シリーズ、レクチャーホールは背もたれ付のBLM-1500シリーズです。どちらも全国のスタジアムやアリーナで多くの実績があり、丸いフォルムが生み出す安定感ある座り心地で、快適な観戦・観賞環境を提供します。アリーナ両サイドの座席カラーは、大和大学のロゴマークの金色を思わせる、明るいイエロー。落ち着いたグレーのレクチャーホールとは対照的に、スポーツやエンターテインメントの会場にふさわしい、はつらつとした活気ある雰囲気に仕上げています。

施設概要

大和大学は、2014年に大阪府吹田で開学を果たしました。開学からわずか10年で就職や大学院進学、教員採用試験、国家試験合格で数多くの「No. 1」と評価される実績を築いており、「失敗を恐れず、挑戦する」姿勢を持った人材の育成を行っています。自然豊かで広大な美しいワンキャンパスに、文系・理系合わせて6学部を集約。2023年には最大4,800人収容可能な大和アリーナが誕生しました。キャンパス中央部には、水景や小川、野外ステージもある「森と芝生の広場」も新設され、地域住民にも開かれた憩いの場所となっています。

居室データ

所在地
564-0082 大阪府吹田市片山町2-5-1 地図
施主
学校法人西大和学園
設計
株式会社松田平田設計
オープン
2023年4月
席数
1,672
関連リンク
大和大学 WEBサイト