学びの環境を支える新たな拠点、1泊1,000円で泊まれる学内教育研究用宿泊施設
2024年7月、龍谷大学の瀬田キャンパスに、教育研究用宿泊施設「Rest Nest」が誕生しました。卒業論文や研究のため、深夜や早朝にキャンパスへ滞在する必要のある学生の安全と安心な休息場所を目指して新たに設けられた、全国的にも珍しい学内宿泊施設です。利用料は、1泊1,000円。オープンからまもなく1年が経つ中で、徐々に稼働率が上がっていき、学期末には7割以上の予約が入りました。
場所は、既存校舎の2号館1階。2教室分のスペースがリノベーションされており、Rest Nest1(男性用)・Rest Nest2(女性用)に分かれています。専用ポータルサイトから宿泊予約をして、入口にあるリーダーにQRコードをかざせば入室が可能です。就寝エリアに並ぶのは、男性14床、女性6床分のカプセルベッド。ほかにもラウンジ、シャワー設備、電子レンジ、ロッカーが整っており、入口前にはお弁当自動販売機も設置されるなど、快適に過ごせるための工夫が詰まっています。
コンパクトなスペースに詰まった、快適な休息のための機能性
快適に眠れるベッドとして選ばれたのは、スタイリッシュでモダンなデザインが特徴のカプセルベッド
SPACE-Dシリーズでした。着色アルマイト仕上げを行った艶やかなブラックの外装には、Rest Nest1(男性用)にブラウン、Rest Nest2(女性用)にバーガンディーのアクセントをつけました。内装パネルは温かみのある木目で仕上げることで、休息へと誘う落ち着きある空間に仕上がっています。
上下2段からなるカプセルベッドは、ベッド開口部が寝る時の身体の向きと並行に設置されたサイドオープンタイプです。平行になったフロントオープンタイプに比べてアキ部分が広いため出入りがしやすいこと、また明かりと音漏れを防ぐロールスクリーンを上げた時にも、ベッド内が奥まで見えてしまう心配がなくプライバシーと安心を確保できることが、大学関係者の中で採用の決め手となりました。
ベッド空間は、男性でも寝返りが打てる十分な広さがあり、四方を囲むパネルが隣や上下左右のベッドからの音漏れも最大限に防ぎます。ベッド内で座って本を読んだりパソコンやスマートフォンを使ったりしたい時には、ヘッドボードに備えたパッドが背中を優しく受け止めます。通気性の良いメッシュ素材のため、蒸れにくく快適です。
他にも、アラーム付きデジタル時計や室内のライトを調整するためのナイトパネル、ドリンクホルダー、小物入れ、サイドテーブル、身支度を整えるための鏡を備えました。シャワーを浴びてラウンジで食事を済ませた後に、他の学生の目を気にすることなく、一人で寛げるための設備がカプセル内に凝縮されています。
施設概要
滋賀県大津市のびわこ文化公園都市に位置する龍谷大学瀬田キャンパスは、1989年に創立350周年記念の一環として開設されました。2025年4月に社会学部が京都市のキャンパスへ移転し、現在は先端理工学部、農学部2学部2研究科が集う「共創と変革を先導するキャンパス」として、再始動が始まっています。(2027年4月には情報学部<仮称>と環境サステイナビリティ学部<仮称>を開設予定)それを象徴する施設として、2024年には学生が所属を超えて新たな価値を共創できる「Green Deck」「Sky Deck」と銘打った交流拠点が整備されました。同年7月には教育研究用宿泊施設「Rest Nest」も誕生し、昼夜を問わず学びに励む学生たちを支えています。