スポーツとイベントを両立できる歴史あるスタジアム
ひなたサンマリンスタジアム宮崎は、2001年2月に開場し、プロ野球・読売巨人軍の宮崎キャンプ、メイン球場として用いられているスタジアムです。
過去にはワールドベースボールクラシック(WBC)の強化合宿地として使われたことがあるほか、人気アイドルグループによる「ひなたフェス2024」が開催された実績もあり、スポーツと各種イベントを両立できる施設として注目されています。
2001年の開場から20年以上が経過していたにも関わらず、イス自体は割れなどが見られませんでしたが、スタジアムが海沿いのため、イスの座が錆で上がらない、経年によるイスの退色によって内野に打ち上げられた白球が見えにくいなどの問題が発生したため、2024年に内野エリアの大規模な改修が行われました。
長時間座っても疲れない身体を包み込むイス
今回の改修にて、バックネット裏席に約4,000席のスタジアムシート
BLM-5100シリーズのイスを納入しています。
BLM-5100シリーズは、高密度ポリエチレンをブロー成形し、内部が中空構造になっているため、強度が高く、かつ快適な座り心地を両立できる仕様となっています。
また、着席者の身体を包み込むように緩やかなカーブが付いており、長時間座っていても疲れにくく、ゆったりと身体を預けることができます。
背と座が分かれているツーピースタイプなので、空席時は座が跳ね上がり、ゆとりのある通路スペースも確保できます。
また、隣席との揺れを気にせず観覧できるよう、並列脚を採用しています。これにより、観客は観戦に集中し、イベントを存分に楽しむことができます。さらに、カップホルダーには荷物フックも付いており、ちょっとした荷物をかけられる点が観客に好評です。
車イス利用者に配慮した介助者席を導入
ひなたサンマリンスタジアム宮崎では、車イスを利用される方と同行する方が一緒に観戦を楽しめるよう、車イス利用者用スペースの前方に車イスの方、後方に壁付けで介助者席が設置されています。
介助者席に採用されたのはツーピース・スタジアムシートの
BLM-8020です。このシートは、快適性と堅牢性を兼ね備えながらも、スリムでスマートなデザインを特徴としています。空席時には座面が跳ね上がり、壁付けで折りたためるため、車イスの移動を妨げません。
また、記者席にもBLM-8020が採用されました。コンパクトながらも広い座面奥行きを確保し、立ち座りの動作がスムーズに行えます。
ひなたサンマリンスタジアム宮崎は改修により、内野の一般席にオープン当時の鮮やかな赤いイスが復活し、南国のスタジアムらしいアクティブで華やかな印象に生まれ変わりました。
施設概要
ひなたサンマリンスタジアム宮崎は、球場面積30,232㎡、収容人員30,000人の規模を誇るスタジアムです。
芝は内・外野ともに天然芝を使用していることから、プロ野球チームのキャンプ地にも選ばれているほか、地元の高校野球の試合にも活用されています。
また、野球の試合以外にもライブなどのイベントが開催され、今後はスポーツとイベントを両立できるスタジアムとしての活用方法に期待が寄せられています。