ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
第1展示館

2025.01.09
多目的ホール(可動席)

施設説明

日本最大級の無柱空間2万平方メートルを誇る、ポートメッセなごやの第1展示館

2022年10月、ポートメッセなごやに新たな第1展示館がオープンしました。1973年の開業時から稼働していた旧第1展示館の老朽化をはじめとする金城ふ頭再整備の一環としての、移転新築です。広さは、日本最大級の無柱空間2万平方メートル。一つの空間としての利用だけでなく、可動式のパーテーションを使って4分割で活用することも可能です。大型展示会の開催はもちろん、コンサートや屋内スポーツなどの多様なイベントにフレキシブルに対応できるよう、展開・収納が可能な移動観覧席も導入しました。

マルチな会場利用を可能にする、移動観覧席

全12台の移動観覧席は、展開時に階段状の客席全5,848席になり、収納時には壁内の専用収納庫に収まります。移動観覧席の導入は、第1展示館を大きさの異なるホールA~Dに4分割して利用する際にも活用できるよう、ホールA・B・Cの3箇所に分けて行われました。ホールB・Cには対向して1台ずつ、ホールAには対向して1台ずつのほか、北側に6台が並びます。
展開・収納操作は、リモートスイッチ一つで完結する電動式。短時間かつ少ない人手でスムーズな客席設営が可能です。各ブロックの左右には落下防止の手摺と、移動観覧席の裏側へ人や異物が誤って入り込まないよう、目隠し用のカーテンがつきます。

しなやかな曲線を描く座席は、スリムかつ機能的で快適

移動観覧席に搭載したイスは、イベント施設の会場にマッチするよう開発された「LIMS」です。スリムでスタイリッシュなデザインと、人間工学に基づいて設計した快適な座り心地を両立しました。触感の柔らかな合成樹脂で製作された広くゆとりのある背座が、着席者の身体をしっかりとサポートします。
座には、離席時に振動や音を最小限に抑えて緩やかに跳ね上がり収納される「座自動緩起立機構」を備えています。また、座る時に座に手を掛けやすいよう、背と座の間に適度な隙間をつくる「中立機構」も装備されました。座席の前を通り抜ける時には、この座の位置を背もたれ側に押し込んで、通路スペースを広く確保することが可能です。
カラーは、イス上台をブラック、座裏のナンバープレートや縦通路に設置された列番プレートの下地はシルバーと、内装に合わせたシンプルな色で調和を図りました。

施設概要

ポートメッセなごやの通称で知られる名古屋市国際展示場は、第1展示館・第2展示館・第3展示館・交流センター・イベント館・コンベンションセンターの六つの建物で構成されています。2022年10月、旧建物の老朽化や施設の位置する金城ふ頭再整備を背景に、第1展示館とコンベンションセンターがオープンしました。外観デザインのモチーフは、船。第1展示館は、最寄り駅である金城ふ頭駅と「にぎわいデッキ」で直結しているため雨に濡れることなく移動できます。コンベンションセンターは三つの展示館の結束点として、屋根付きのデッキで繋がっています。

居室データ

所在地
455-0848 愛知県名古屋市港区金城ふ頭2-2 地図
施主
名古屋市
オープン
2022年10月
席数
5,848
関連リンク
ポートメッセなごや WEBサイト