新潟競馬場
NiLS 21スタンド/アイビススタンド

2024.08.30
スポーツ・エンタテインメント施設公営競技施設
NiLS 21スタンド
NiLS 21スタンド
NiLS 21スタンド
NiLS 21スタンド
NiLS 21スタンド
アイビススタンド
アイビススタンド
アイビススタンド
NiLS 21スタンド
NiLS 21スタンド
NiLS 21スタンド
NiLS 21スタンド
NiLS 21スタンド
アイビススタンド
アイビススタンド
アイビススタンド

施設説明

JRA競馬場で進むスマートシートの新規設営

全国のJRA競馬場では、これまでの一般エリア自由席を「スマートシート」として有料の指定席化する改修が進んでいます。これは、2020年の新型コロナウイルスの感染予防策として、席の間隔を空けソーシャルディスタンスを確保して座れるよう、一時的に指定席販売をしたことに始まります。2022年から2023年にかけて改修工事が行われた京都競馬場では、一人あたりのスペースを広く取ったこの施策を継続することで着席時の快適性の維持を目指し、席数を減らし、席と席の間に荷物置き用のテーブルを設置しました。
新潟競馬場を含む全国のJRA競馬場もこれに続いて、屋外席を同様の形へと改修。新潟競馬場のアイビススタンドは入れ替え、NiLS 21スタンドは連結管や脚部はそのままに、座席部分の上台とテーブルのみ新しくすることによって、工期とコストの削減を図りながら、ゆとりあるスマートな席として生まれ変わりました。既存席を製作したコトブキシーティングがリニューアルを受注したことによって、今後のメンテナンスの窓口が一本化でき、スムーズになると施設から評価を得ています。

屋外使用に強いブロー成形のイスとテーブル

新しくなった上台は、これまで腰当のみだった座席よりも安定感のある座り心地を提供する、ワンピースタイプのBLM-9600です。BLMシリーズのイスの特徴は、高密度ポリエチレンをブロー成形したことによる丸みのあるフォルムと、ダブルシェルと呼ばれる内部の中空構造から生まれる柔らかな座り心地。そして衝撃耐久性に優れており、低温時でも丈夫なため、冬には気温が下がり雪も多い新潟でも安心です。背と座が一体となっていますが、雨が降って座席に水がたまることを防ぐため、座面に水抜き穴が設けられています。NiLS 21スタンドのイスは鮮やかなブルーとオレンジ、アイビススタンドのイスは落ち着いたグレイッシュベージュです。
席の隣に並べたテーブルも、イスと同じく頑丈に創り上げるため、同じブロー成形での製作となりました。テーブルの前側と左右には縁を設け、テーブルの上で飲み物がこぼれてしまった時でも隣席に被害が及ばないよう考慮しています。飲み物や雨水が卓上に残ることがないよう、後方に2度程度の傾斜も設けました。テーブルからはカップホルダーが吊り下がっているため、ドリンクを置いた時に安定感があります。また、イスだけでなくテーブルにもナンバープレートが備わっており、隣席のテーブルと間違うことなく使用できます。

施設概要

新潟競馬場は、日本海側で唯一の日本中央競馬会(JRA)の競馬場です。2001年に日本国内で唯一の直線1000メートルの芝コースを新設しており、重賞競走「アイビスサマーダッシュ(GIII)」を施行しています。カーブがないことによる迫力ある走りを見るため全国から競馬ファンが訪れるほか、キッズスペースや子ども向け遊具も充実しており、とりわけ週末には大きな賑わいを見せることで知られます。

居室データ

所在地
950-3301 新潟県新潟市北区笹山3490 地図
施主
日本中央競馬会 新潟競馬場
リニューアル
2023年7月
席数
1,655
関連リンク
新潟競馬場 WEBサイト

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