福山市立想青学園
体育館

2024.04.25
体育館・アリーナ

施設説明

新校舎に設けられた、想青学園の二つ目の体育館

2022年4⽉、福山市で2校目となる義務教育学校「福山市立想青学園」が開校しました。旧千年中学校の敷地を利用しており、体育館をはじめとした校舎の一部は旧千年中学校のものを活用しています。子どもたちのメインの活動場所となる新校舎は、想青学園の教育方針に沿った形で新しく建てられました。9学年の児童・生徒が一堂に会する新校舎の2階に設けられたのが、想青学園で二つ目となる体育館です。
二つの体育館は、主に前期課程(1~6年生)と後期課程(7~9年生)の体育の授業で使い分けをしています。後期生がメインで利用する既存の体育館(旧千年中学校体育館)には、造り付けのステージがあり舞台幕なども備わっているため、全校生が参加する式典などの行事が行えます。そのため、新体育館では常設のステージを設けずフレキシブルに利用できる空間として計画されました。

臨機応変な場面転換ができる可動ステージ

規格サイズのバスケットボールコートがゆとりをもって確保できる広さの新体育館には、活動できるエリアを可能な限り広く確保するために、収納式ステージDS-100が導入されました。
ステージの大きさは、幅12m奥行4.5m高さ0.8m。既存の体育館のステージに比べると小さめですが、さまざまな使い方ができる充分な広さです。
未使用時は、壁面をくり抜いたような奥行55cmほどの収納庫に、二つに折りたたまれるように納まっています。木目を横目に配したステージは、同じように木目が横目調の壁面に馴染み、壁面から飛び出すことなく収納されるため、子どもたちがフロアを走り回る時も安全です。
ステージを使う時には、リモートスイッチを本体のコネクターにつなげてボタンを押します。二つに折りたたまれたステージが展開するまでは、約5分。完全に開いたら側面のパネルとステップを取り付けて、セッティングは完了です。平土間空間に広いステージを素早く設置できるため、臨機応変な場面転換が可能です。

2023年3月には、新体育館で卒業式が行われました。ステージ上に演台を置き、その横に祝花と国旗を設え、想青学園初めての卒業生の門出を祝いました。

施設概要

福山市立想青学園は、内浦⼩学校、内海⼩学校、能登原⼩学校、千年⼩学校、常⽯⼩学校、内海中学校、千年中学校という全7 校を再編して、2022年4月に開校しました。初等教育と前期中等教育までの9年間の義務教育を一貫して行う「義務教育学校」です。「かかわる、つながる」をスローガンに掲げ、学校と地域住民等が力を合わせて学校の運営に取り組むコミュニティ・スクールでもあります。開校から9か月経った2023年1月、待望の新校舎が完成しました。

居室データ

所在地
720-0311 広島県福山市沼隈町草深2058-2 地図
施主
福山市
竣工
2023年1⽉
台数
1
関連リンク
福山市立想青学園 WEBサイト