馬と共に暮らし、成長する。歴史ある馬術部の新拠点
2023年6月、日本大学の藤沢キャンパスの程近くにある、日本大学馬術部の学生寮が建て替わりました。寮と厩舎が一体化した新たな「馬術部ベース」で、学生たちは学業と馬術に打ちこむ、充実した日々を送っています。新しい学生寮の、7室ある寮室エリアには、プライベート空間としても利用できる
カプセルベッドDREAM-Cと、テーブルとしても使える特別仕様のクローゼットが導入されました。
共同生活を送る学生達の、リラックスできるプライベート空間
カプセルベッドは、四方がパネルで囲まれている点が一番大きな特徴です。一般的な二段ベッドに比べ、周囲の視線や小さな物音を防ぐことが可能です。学生同士がにぎやかに過ごす寮室内でも、カプセルベッドのロールスクリーンを閉めるだけで、一人ひとりのプライベート空間を確保できます。
カプセルベッド内は、コンパクトなスペースに学生に必須の機能が揃います。
LEDで明るさを調整できる間接照明のほか、枕元には電源として使えるUSBジャックが2口、小物入れがあり、壁面には柔らかなウレタン入りのパッドが付いています。室内では、寝転ぶだけでなく壁に寄りかかるなど、思い思いの姿勢で快適に過ごすことが出来ます。
また、各ベッドには換気扇が付いているので、寮室内の空気を常に循環しています。室内のパネルはつるりとした質感で、木製ベッドと比べて拭き掃除がしやすく衛生的です。
一つの寮室につき、4人の学生が生活しています。部屋の四隅に個人のクローゼットを設置し、その間に置かれた2台のカプセルベッドが室内の仕切り代わりとなって、個々のスペースを作っています。個人の荷物を収納しているクローゼットは、日本大学馬術部のための特別なデザイン。洋服を収納するだけでなく、中央のテーブルを引き出しイスと組み合わせれば、勉強机に早変わりします。また、限られた空間を最大限活用するため、クローゼットの最上段だけ天板の奥行きを広くしました。必要な道具が多い馬術部員のためのアイデアです。
カプセルベッドと、工夫を凝らした家具が、学生が自分らしく過ごせる空間をサポートしています。
施設概要
日本大学馬術部は、全日本学生馬術三大大会において3種目総合13連覇という圧倒的な成績を残す強豪校です。寮に併設される馬場は、常に最高のコンディションが維持され、外コースでは自然の地形を利用したトレーニングが行えるため、馬の調教には最高の環境で、学生たちが日々鍛錬を重ねています。
馬術部が神奈川県藤沢市睦合に厩舎と学生寮を構えてから約60年が過ぎ、施設の改築・増築をしながら使用してきましたが、老朽化対策と施設充実のため全面的に建替えられました。2023年6月に竣工した新たな寮「馬術部ベース」には、ミーティングルームやトレーニングスペース、旧寮よりも数が増えたランドリースペースなど、部活動をより充実させる機能が揃います。また、以前から男子学生に大人気の大浴場もリニューアルしました。
馬と共に暮らし、仲間と共に学び成長できる最高の環境の中、学生たちが新たな歴史を刻んでいきます。