浪速高等学校・浪速中学校 NS館
教室

2023.11.01
教室

施設説明

浪速学院の新たな学び舎、「NS」館が誕生

2023年に開校100周年を迎えた、学校法人浪速学院 浪速高等学校・浪速中学校。
加速する少子化の中においても、生徒を第一に考えたさまざまな教育改革の下、生徒数を増やし続けています。2022年度の入試後、学院史上最多となる生徒数を受け、不足する教室数の確保が急務となりました。
そこで2023年3月に竣工したのが、地上3階建ての「NS館」です。
学院のメインである中央館に連結される形で建設された新校舎には、中高共用で使用できる教室が6部屋収容されています。
コトブキシーティングは、すべての教室で使用される机イスを納入しました。各社の見本から、学院職員の方々が実際に見て、触れて、座り比べたうえで、選び抜かれた製品です。

ヘリンボーン柄が個性を生む教室

教室の机イスとして選ばれたのは、THE HERRINGBONEシリーズのデスクSD-264と、スタッキングチェアFC-873です。製品の特長である、工業製品には珍しい装飾性あるデザインが評価されました。デスクの幕板と、イスの背板に取り入れられたのは、ファブリックの織り柄として知られるヘリンボーン柄。フォルムや配色はオーソドックスに収める一方で、一部に工夫を凝らしたデザインによって、教室に個性を生み出します。自然光を多く取り込むNS館の教室で、ヘリンボーン柄が透光性を高め、教室を明るく柔らかい空間へと導いています。
イスの背に施された孔は、着席者の通気性の確保にも効果的です。

頑丈で機能性の高い机イス

機能性の高さも、選定の重要なポイントとなりました。
机イスともに軽く、持ち運びしやすい形状のため、授業形態や教室の用途によるレイアウト変更、席数調整もスムーズに行えます。
デスクSD-265は、他社と比べて長さのある幕板も好評でした。強度を保つ効果に加え、イスに座った際に膝まで隠れるため、着座時の気になる視線を遮ることができます。L字型の脚の形状と、低く抑えられた脚ベースは、出入りのしやすさに配慮した工夫です。
スタッキングチェアFC-873が特に評価された点は、堅牢性です。これまで使用してきたイスは、使用していく中で破損が多いことが悩みでした。FC-873に実際に座った際に、しっかりとしたスチール製のフレームと、ループ状の脚が与える安心感が、採用につながりました。
3次元カーブの背もたれは幅が広く、しっかりと身体を包み込むので、座り心地も快適です。
樹脂製の背と座は、汚れや傷がつきにくく、メンテナンスも容易なため、使用頻度が高い教室でも永くキレイに使えます。

施設概要

大阪市住吉区に位置する浪速高等学校・浪速中学校を運営する学校法人浪速学院。2007年から始めた学校改革により、物事に全力で打ち込める教育環境を目指し、施設の整備、充実、改善に力を入れています。
2023年3月、中高共用の6教室を収容した「NS館」が竣工しました。
NS館の名称は、「浪速」の頭文字Nと、1614年大阪冬の陣において、真田幸村が徳川方を迎え撃つために築いた出城「真田丸」の頭文字Sに由来します。学院のメインである中央棟を本城、NS館をそこから外に打って出る出城と見立て命名されました。
十分な広さがある各教室には、83インチの大きな電子黒板が設置され、充実したICT教育が可能です。
2024年度には、NS館につなぐ形で、新中学校棟の完成が予定されています。

居室データ

所在地
558-0023 大阪府大阪市住吉区山之内2-13-57 地図
施主
学校法人浪速学院
竣工
2023年3月
席数
270
(6教室の合計)
関連リンク
学校法人浪速学院 WEBサイト