吉祥女子中学・高等学校 6号館
吉祥ホール

2023.08.21
講堂・多目的ホール

施設説明

歴史ある「吉祥ホール」が、快適性を増してリニューアル

2023年1月、吉祥女子中学・高等学校の6号館に位置する「吉祥ホール」がリニューアルを果たしました。今回のリニューアルでは、老朽化していたホール内装の改修と併せて、イスの入れ替えも実施。40年以上の長い年月、学校の行事を支えてきたコトブキシーティング製のイスはその役目を終え、快適性を増した真新しいイスに生まれ変わりました。

座る人に優しい、スクールカラーのイス

今回採用されたイスは、コトブキシーティングの劇場・ホールイスの中でも数多くの実績をもつTS-71シリーズです。
リニューアル前のイスは、一人分の間口が450mmと、やや窮屈なサイズでした。新しいイスは前方の平床部が500mm、後方の段床部は520mmと、ゆったり座れる寸法を確保。また、背、座、肘の高さもそれぞれ高くしています。席数は376席から315席へ減少しましたが、より現代人の体格に合ったイスへと進化しました。
背と座は、人体の座り形状に合わせた、三次元の立体的な形状のクッションにアップグレード。身体を優しく受け止め、座り姿勢を快適にサポートします。床に向かうにつれ深いカーブが付けられた美しい背板の形状は、後列に座る人の足元に広々としたスペースをつくり出します。
新しいイスのいちばんの特長は、座に採用されたバリアフリー仕様の「スペーシア」です。着席時に膝裏に当たる部分を細く薄くすることで、足を自由に動かせる範囲が広くなり、長時間の着座による疲労を軽減します。小柄な方や女性でも、座りやすいこともポイントです。立ち上がる際には、足をしっかり引くことができるので、身体のバランスが安定。荷物を抱えたままでも、手を使わず楽に立ち上がることができます。座の内部には、体圧を均等に分散する波型スプリングと、型崩れしない高密度ウレタンフォームを使用し、着座時の衝撃を和らげ、クッション性も抜群です。
スペーシアは、着席した前を他の人が通る際にも、効果を発揮します。足先を座の下に引けるため、立ち上がることなく通り抜けスペースを生み出すことができます。
生徒だけでなく、保護者や学外の方まで、多くの人が利用するホールに適した、優しい仕様です。

イスの張地は、斜めのラインを描くようにえんじと紺の2色に張り分けられました。制服のネクタイ、リボンにも採用されているスクールカラーが、快適に生まれ変わったホールを鮮やかに彩っています。

施設概要

吉祥女子中学・高等学校は、武蔵野の落ち着いた住宅街に位置する、私立の完全中高一貫校です。「社会に貢献する自立した女性の育成」を建学の精神とし、10代前半から後半の知識欲と柔軟な発想力を育て伸ばしています。
中庭の緑や、美しい赤レンガ調の校舎が印象的なキャンパスは、図書館、進路指導室、カウンセリングルーム、カフェテリアなど、生徒が快適な学校生活を送れるよう環境が充実。2023年1月にリニューアルを果たした吉祥ホールは、式典や学園祭などの校内行事をはじめ、外部講師を招いた講演会などでも活用されています。

居室データ

所在地
180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町4-12-20 地図
施主
学校法人守屋教育学園
リニューアル
2023年1月
席数
315
関連リンク
吉祥女子中学・高等学校 WEBサイト