資生堂グローバルイノベーションセンター S/ PARK
S/ PARK Hall

2023.03.16
会議研修室・コンベンションホール

施設説明

都市型オープンラボに、セミナーから新製品発表会までマルチに使えるホールを

2019年4月、資生堂グローバルイノベーションセンター(S/PARK)が誕生しました。国内外の最先端研究機関や異業種とのコラボレーション・顧客とのダイレクトなコミュニケーションを目指して、これまで郊外にあった研究施設を、都市型オープンラボとして横浜みなとみらいにオープンさせています。
3階に設けたのは、最大500名を収容できるS/PARK Hallです。社内外の知見を集め発信する拠点とすることで、新しい知見を生み出すことができる場所として計画されました。旧研究施設のホールには固定式の机イスが並んでいましたが、今回は可動式の客席として移動観覧席とスタッキングチェアを導入しています。客席が必要なイベントではイスを設営し、展示会などフラットなスペースが必要な際には収納することを想定した空間設計です。社内のセミナーや講演会、新製品発表会などが開催できます。

様々なレイアウトパターンを実現できる、移動観覧席とスタッキングチェア

S/PARK Hallに採用された移動観覧席は、リモートスイッチ一つで操作できるフルオートタイプです。84席の移動観覧席を左右に2ブロック並べ、計168席を導入しました。この移動観覧席の間にある細長いスペースにも、階段状の21席1ブロックの座席を設営できます。前方列には移動観覧席搭載イスが、後方列にはスタッキングチェアTS-1212Kが並びます。
さらに、専用台車に収納可能なスタッキングチェア アクシス(FC-310)も138脚備えました。移動観覧席の前方に配列したり、移動観覧席を収納した状態で自由な座席レイアウトを組んだり、テーブルに合わせたりできます。これらの組み合わせにより、イベント内容に応じた何パターンものレイアウトを生み出せるのです。
移動観覧席は壁面収納式のため、全ての座席を収納した際も、平土間空間はスッキリとした印象です。ホール2階席には固定席が4列あるため、平土間で行うイベントを上から鑑賞することもできます。

コーポレートカラーの赤を用いて華やかに

ホールには、移動観覧席の搭載イスタイプ5R・スタッキングチェアTS-1212KとFC-310・固定席と異なる4種類のイスが並びますが、全ての張地を資生堂のコーポレートカラーである赤色で統一しました。背もたれと座の両方を張り包んでいるため、木の温もりが感じられる内装の中で一際存在感を放ち、ホール全体を華やかに演出します。
いずれのイスも、ウレタンフォームのクッションによる快適な座り心地が特長です。資生堂のスタッフがコトブキシーティングのショールームを訪れ座り比べを行い、ホールにふさわしい4種類を選び抜きました。

施設概要

2019年4月、横浜みなとみらい地区に「資生堂グローバルイノベーションセンター(S/PARK)」がオープンしました。施設のコンセプトは「美のひらめきと出会う場所」。100 年以上にわたる研究開発のヘリテージをベースに、これまでにない新しいビューティーの価値を生む最先端の研究施設であり、美の複合体験施設です。国や業界を超えた⽇本初のイノベーションを創出することで、資⽣堂の企業使命「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(ビューティーイノベーションでよりよい世界を)」の実現を⽬指します。施設愛称である「S/PARK」には、「世界中から人々が集う“資生堂のパーク(公園)”」と「その出会いから生まれるインスピレーションが”スパーク”する場所」という二つの意味が込められました。1階と2階には、Cafeや「マイコスメ」をつくることができるBeauty Bar、「アクティブビューティー」を実現するStudio、体験型Museumが並び、研究員と顧客が交わる機会を育みます。

※お一人おひとりの肌やお好みに合わせた化粧水と乳液をつくることができるスキンケアサービス。研究員がお客さまの肌を丁寧に解析し、ベース処方を決定。次にお客さま自身でテクスチャー、香り、パッケージデザインなどを選び、「美容箋」が完成。「美容箋」に基づき、併設しているビューティーバーラボで化粧水(マイローション)と乳液(マイエマルジョン)を製造し、後日お届けするサービス。

居室データ

所在地
220-0011 神奈川県横浜市西区高島1-2-11 地図
施主
株式会社資生堂
オープン
2019年4月
席数
413
※移動観覧席を展開した場合の席数
関連リンク
資生堂グローバルイノベーションセンター(S/PARK)Webサイト