カクヒログループ アスレチックスタジアム

2023.03.02
スタジアム・競技場(屋外)

施設説明

新青森県総合運動公園にオープンした新たな陸上競技場

2019年9月、旧陸上競技場の著しい老朽化を受け、新青森県総合運動公園内に陸上競技場が移転オープンしました。同公園内にはスポーツ施設の中核として全国規模の大会が数多く行われているマエダアリーナがあり、県内のスポーツ活性化を一体となって担えると、大きな期待が寄せられています。陸上競技場は新たに「カクヒログループ アスレチックスタジアム」と名付けられました。収容人数は約2万人です。

頑丈で快適なブロー成形のスタジアムシート

観客席の全てのイスは、独立した個席タイプのスタジアムシートです。コトブキシーティングのラインナップの中でもロングセラーのBLMシリーズが選ばれました。BLMシリーズのイスの特徴は、高密度ポリエチレンをブロー成形という手法で成形したことによる、強度と快適な座り心地です。
ブロー成形は、一般的なプラスチック製品の中でも耐衝撃特性に優れた成形方法であり、ポリプロピレンのインジェクション成形に比べ、特に低温時の丈夫さが際立ちます。
イスの内部は、ダブルシェルと呼ばれる中空構造のため、着席者の臀部に沿うよう描いた座面のカーブと相まって、柔らかな座り心地を得られます。
スタンドの席の多くは、腰当がついたBLM-2500シリーズです。メインスタンドの2階席には、勾配がある中でも通行時等の安全を確保できるよう、2500シリーズよりも背もたれが高いBLM-1500シリーズが並びます。記者席とVIP席にも、1500シリーズが選ばれました。記者席にはパソコン利用や筆記に役立つ固定机を、隣席との間隔を開けたVIP席には肘当てとカップホルダーを備えました。フィールド全体が見渡せるメインスタンドの1層目の奥には、車イススペースもあります。
座席の色は、フィールドのトラックと合わせたブルー。緑豊かな公園に似合う、爽やかな装いです。

施設概要

カクヒログループ アスレチックスタジアムは、2019年9月に新青森県総合運動公園内にオープン。青森県内唯一の第一種公認陸上競技場です。400メートルトラック9レーンや天然芝のフィールドを持ち、積雪期も利用できる1周543メートルの周回走路や、100メートルのレーン4本を備える室内練習場も設けられています。Jリーグやラグビーなどのスポーツイベントや、大型映像装置・夜間照明を使用したイベントも利用可能で、日本フットボールリーグ(JFL)に所属(2022年時点)するサッカークラブ「ラインメール青森」のホームスタジアムとしても稼働。国際陸上競技連盟(IAAF)のクラス2競技場の認証を取得し、国際大会も開催が可能です。2026年には第80回国民体育大会も予定されています。

居室データ

所在地
039-3505 青森県青森市宮田字高瀬22-2 地図
施主
青森県
設計
株式会社伊東豊雄建築設計事務所
オープン
2019年9月
席数
20,809
関連リンク
カクヒログループ アスレチックスタジアム Webサイト