セント・メリーズ・インターナショナル・スクール
マルチパーパスホール

2020.10.09
多目的ホール(可動席)

施設説明

竣工から7年、セントメリーズインターナショナルスクールの新たなホールが完成

セント・メリーズ・インターナショナル・スクールのマルチパーパスルームは、2009年に竣工した校舎内にあります。竣工から7年経った2015年、主にインドアスポーツの場として長年利用されてきたマルチパーパスルームは、マルチパーパスホールとして生まれ変わりました。
全面コンクリート打放しの無機質な空間から、木目を基調とし、音響にも配慮した凹凸を施した華やかな内装に仕上げられた新たなホールには、壁面に収納できる客席「電動式移動観覧席(ロールバックチェアースタンド)」が新たに導入されています。

豊かな座り心地のイスを搭載した、電動式移動観覧席

移動観覧席は、従来通りインドアスポーツの活動を行いながらも、発表会等の客席が必要な用途でホールを利用するために、導入されました。全16段の階段状の客席の幅を両側の壁まで広げることで、建築との一体感を生み出しています。
移動観覧席に搭載したのは、背座にたっぷりとしたウレタンクッションを用いた、柔らかな座り心地が特徴のイスです。背裏には三次元局面の木を施し、グレード感を高めています。正面から木部が見えるよう、背パッドのトリミング形状を背板よりひと回り小さくしました。背パッドの上には円形の寄付者銘板を設置。客席全体のアクセントになっています。内装に合わせたシックな木部に、スクールカラーのブルーが鮮やかに映えます。
一人分の間口寸法は、やや広めの500ミリメートルに設定。幅広い年齢層の通うインターナショナルスクールならではの心づかいです。

空間の使い勝手の幅を広げる中間段仕様

この移動観覧席には、展開する段数を変えられる中間段仕様を搭載しました。全16段のほか、12段・7段のみが展開するモードを設定しています。ホール後方の両側の壁面に吊られたスクリーンと、ホールの中央に設けられている空間を二分割できる大型のスライディングウォールとを合わせて、用途に応じたさまざまな使い方が可能です。 12段モードの時には、12段目の両側の壁面に設けられた出入口につながります。出入口前の椅子はスタッキングチェアのため、取り外して通路を設けることにより、前からも後ろからも客席にアクセスできるようになるのです。

竣工直後から、多彩なイベントで賑わうホール

移動観覧席は、竣工直後から、全校集会・発表会・コンサートなど週に2〜3回という高い頻度利用されており、好評です。生徒に人気の高い、さまざまな専門家による講演会の授業でも使われています。移動観覧席の前方に設けられたオーケストラピットと組み合わせれば、本格的なミュージカルの開催も可能。移動観覧席を収納し、床面に専用のマットを敷くと、学校で力を入れているレスリングの安全な練習場所としても利用できます。

施設概要

生徒の自主性を重んじた、歴史と伝統あるインターナショナルスクール

1954年にキリスト教教育修士会のカナダ支部により設立されたセント・メリーズ・インターナショナル・スクールは、現在、幼稚園から高等学校課程まで約900人もの生徒が通っています。
マルチパーパスルームのある校舎棟は2009年に竣工しました。クラスルームのほか、特別教室や図書館など、生徒が自主的に学ぶことのできる環境が整っています。

居室データ

所在地
158-8668 東京都東京都世田谷区瀬田1-6-19 地図
施主
St. Mary's International School
設計
DesignLINK: N Design Ltd. / DesignWorks Ltd. / Kawanabe Design K.K.
竣工
2011年3月
移動観覧席納入:2015年11月
席数
424
関連リンク
セント・メリーズ・インターナショナル・スクールHP