東京歯科大学 千葉キャンパス 研修1号棟
男性合宿エリア/女性合宿エリア

2022.12.13
その他居室

施設説明

施設改修に合わせてカプセルベッドを新たに導入

東京歯科大学の千葉キャンパスに位置する研修1号棟に、カプセルベッド SPACE-Dが新たに導入されました。男性合宿エリアと女性合宿エリアのそれぞれに、フロントオープン連結型が10床・サイドオープン個室型配置が6床、計32床が並びます。
導入のきっかけは、旧厚生棟の耐震補強のための改修工事でした。千葉歯科医療センターでの登院実習の際に、宿泊施設として学生に充実した実習・修学環境を提供するために、新施設として生まれ変わった研修1号棟に宿泊施設を備えることになったのです。
一般的な合宿所や研修宿泊施設では、畳の上に布団を並べて寝るいわゆる「雑魚寝」のケースも珍しくはありませんが、周囲の動きや物音が気になって眠りづらかったり、プライバシーの確保ができなかったり、快適とは言いづらい環境が課題として挙げられます。今回、研修に集中できる睡眠環境を検討した結果、学生寮や仮眠室の新たなベッドとして注目を集めていたカプセルベッドの導入が決まりました。

上質な睡眠、そしてハードな研修期間中に心身を休める場所として

男女それぞれの学生用エリアに5台連結されたフロントオープンのカプセルベッドは、ベッドへの出入り口が寝る時の身体の向きと垂直に設置された最もベーシックなタイプです。通路に面する開口部の面積が最も小さいため、限られた居室面積内で多くのカプセルベッドを並べることに適しています。
カプセル内は寝返りを打てる十分な広さがあり、一人当たりの就寝スペースが拡張。清潔感のある内装パネルのカラーは、スタッコホワイト。周囲の寝返り音や寝息を通しにくく、落ち着いた睡眠環境を提供します。座ることができる十分な高さもあり、入口のロールスクリーンを下せば周囲の視線を遮って休憩を取ることも可能です。USBジャックも備わっており、スマートフォンなどの電子機器の充電もスムーズです。
教職員用に男女6床ずつ導入されたサイドオープン個室型配置のカプセルベッドは、個室に近い空間が特徴的です。部屋の中央部に設置したベッドへの開口部の向きを左右交互に設けて配置し、部屋の入口をカーテンで仕切ることによって、デスクワークが可能な机イスを置くこともできました。カプセルベッドの大きさ・広さは学生用と等しく、USBジャックなどの装備も揃っています。

施設概要

歯科大学として創立130年を超える日本最古の伝統を誇る東京歯科大学では、学部5年生時に2週間の宿泊研修が行われます。千葉キャンパスの旧厚生棟の改修工事に伴い新設された研修1号棟が、新たに研修時の宿泊場所となりました。1階に男性合宿エリアが、2階に女性合宿エリアが設けられているほか、学生ホール・ダイニング、スタディールーム・学生ラウンジを備えています。

居室データ

所在地
261-8502 千葉県千葉市美浜区真砂1-2-2 地図
施主
学校法人東京歯科大学
設計
株式会社宇田川建築設計事務所
リニューアルオープン
2020年4月
床数
32
関連リンク
東京歯科大学 Webサイト