しこちゅ~ホール(四国中央市市民文化ホール)
小ホール ~かるた~

2020.02.13
多目的ホール(可動席)

施設説明

用途に応じて客席を構成できる小ホール ~かるた~

しこちゅ~ホール(四国中央市市民文化ホール)には二つのホールが備わっており、小ホールの愛称は「かるた」です。

客席を構成しているのは、リモコンのボタン一つで展開・収納が可能な移動観覧席(ロールバックチェアースタンド)と、座跳ね上げ式スタッキングチェアです。最大席数を設営する際にスタッキングチェアを並べる前方の床は、電動操作できる昇降式です。リモコン操作で、ステージエリアと客席を同じレベルにする演出が可能です。

スタッキングチェアを台車に載せて倉庫の中に、移動観覧席をホール後方の壁面に収納すれば、平土間の空間として使うこともできます。平土間にした時の広さは大ホールのステージとほぼ同じ大きさであるため、リハーサルにも適しています。

本番から練習まで、また展示会やレセプション会場など、幅広い用途で使える多目的ホールです。災害が起きた時に、フラットスペースの避難所としての利用も期待できます。

意匠を揃えた2種類のイスで空間を演出

移動観覧席が140席、スタッキングチェアが72席です。全てのイスを使えば最大212席のホールとして使用することができ、移動観覧席だけ・スタッキングチェアだけといった使い方も可能です。どちらのイスも同じデザイン・同じ張地で揃えたため、組み合わせた時に統一感があります。

移動観覧席に搭載したイスのタイプは、しっかりとした厚みあるクッションを持つ、タイプLW。背裏と座裏には天然木を配し、一見すると固定式の劇場イスのような品ある佇まいが特長です。着席者の上体に沿う三次元形状の背もたれは、見た目を裏切らない、快適な座り心地を提供します。

スタッキングチェアは、劇場・ホールの客席向けに開発したTS-1212です。身体にフィットする背もたれと、ゆったりしたサイズのボリュームあるクッションが、一般的なスタッキングチェアとは異なる豊かな座り心地を提供します。座跳ね上げ式のため、着席者に移動観覧席との格差を感じさせにくい点も、魅力の一つと言えるでしょう。

収納する際は、専用台車に載せてコンパクトに収納が可能です。

施設概要:しこちゅ~ホール(四国中央市市民文化ホール)

合併前の旧川之江市、旧伊予三島市の市民会館を統合した新たな文化施設です。建設の前から、四国の真ん中という立地を生かし、四国全域の文化・交流の拠点として市の活性化に寄与すると大きな期待が寄せられていました。大地震など災害時の避難場所としての活用も含め建設計画が進められ、2019年8月に開館を果たしました。

居室データ

所在地
799-0113 愛媛県四国中央市妻鳥町1830-1 地図
施主
四国中央市
設計
株式会社あい設計
オープン
2019年8月
席数
212
関連リンク
  • しこちゅ~ホール(四国中央市市民文化ホール) webサイト