ドルトン東京学園 中等部・高等部
講堂

2019.09.11
学校講堂・多目的ホール

施設説明

いま話題の新設中高教育一貫校、ドルトン東京学園

2019年4月に開校したドルトン東京学園 中等部・高等部。伝統ある「東京学園高等学校」が教育改革として中等部を新設し中高一貫校として新たな学校を開設しました。学校の柱となるのは、アメリカで誕生した「ドルトンプラン」。一人ひとりの知的な興味や旺盛な探究心を育て、個人の能力を最大限に引き出す、これからの社会に対応する若者を育てる教育メソッドです。他校にない革新的なメソッドを全面的に取入れるため、新設の学校でありながら大きな注目を集めています。

ドルトン東京学園には、ドルトンプランに基づく学びのプロセスを実現するため、シームレスネットワークプランを実現し、ラーニングコモンズやアクティブスペース、自習スペースなど、多様な学びに対応できる空間が多くあります。いずれの教室にも、大きな窓から差し込む外光やポップなカラーの家具によって、明るく楽しく学びに臨める工夫が施されています。

本格的な舞台装置を完備した講堂は、新緑の森をイメージ

ドルトン東京学園の行事の中心となるものは「フェス(フェスティバル)」と呼ばれており、クラスメート・ハウスメートの結束を高めるスポーツフェス、日頃の成果の発表の場としてのSTEAMフェス、芸術作品の制作・創作・発表に取り組むアートフェスなど、様々なイベントが存在しています。

校舎2階にある講堂には、アートフェスをはじめとした芸術イベントを充実した環境で行えるよう、講演・演奏・演劇のいずれの公演にも対応できる舞台設備が備わっています。そしてその発表を、生徒たちが穏やかな気持ちで集中して鑑賞ができるように、内装には木をたっぷりと使用。「新緑の森」をイメージした、あたたかみのある空間です。ステージ奥の窓から見える木々の緑と一体となって、まるで森の中にいるような感覚を味わうことができます。

客席は245席、グリーンを基調とした張地をランダムに配置しました。内装に溶け込むよう、背もたれと座裏に木を使用しています。森の中に立ち並ぶ木々のように、すっきりとしたシンプルなデザインです。

このイスのポイントは、本格的な劇場イスのような装いながらも、コンパクトであること。座り心地の快適性を追求しながらスリム化を図り、空席時の座が跳ね上がった状態では奥行305ミリメートルという薄さを実現しました。通路スペースを広く取ることを可能にし、生徒が一斉に着席・離席する時にも、スムーズに移動することができます。

教育方針だけでなく、学びの楽しさを体現したかのような施設づくりでも人気を集める、ドルトン東京学園。教育界に新たな風を吹かせる学校として、期待が寄せられます。

居室データ

所在地
182-0004 東京都調布市入間町2-28-20 地図
施主
学校法人ドルトン東京学園(旧 学校法人東京学園高等学校)
設計
株式会社松田平田設計
オープン
2019年4月
席数
245
関連リンク
  • ドルトン東京学園 中等部・高等部 webサイト