H.U. Bioness Complex
厚生棟 大ホール(H.U. Forest Hall)

2022.10.19
会議研修室・コンベンションホール

施設説明

あきる野市に最先端の検査ラボが誕生

2022年1月、検査・関連サービス事業や臨床検査薬事業を行うH.U.グループの新しい中核施設「H.U. Bioness Complex」が、東京都あきる野市に開設されました。圧倒的な技術力と効率性を備えた、最先端の検査ラボラトリーを含む、これまでにない新しい施設です。
施設内は、「検査ラボ棟」「R&D棟」「管理棟」「厚生棟」で構成されており、コトブキシーティングは、厚生棟の大ホールに固定イスとテーブルを納めました。

座り心地にこだわった座席

ステージに沿って、円形に配置された客席のイスは、TS-71シリーズが採用されました。
講堂やホールをはじめ、劇場イスとして多くの実績を持つイスです。コトブキシーティングのショールームで、間口やクッションの硬さなどを座り比べ、座り心地にこだわって決定されました。

背と座のクッションは、人体の座り形状に合わせた三次元カーブです。身体にフィットし、長時間の着座でも心地の良い座り心地を実現します。座は、堅牢な鋼板プレス製の座枠に、波形スプリングと、型崩れしにくい高密度のモールドウレタンのクッションを組み合わせています。
座の形状は、「スペーシア」という、先端部分が細くなったバリアフリー仕様です。着席時に膝裏へ当たる部分を細く薄くすることで、余裕のある足元スペースを確保しました。
この形状により、立ち上がる際に足をしっかり引くことができるため、身体のバランスが安定します。荷物を抱えたままでも手を使わずに楽に立ち上がることが可能です。足の動きを妨げることがないため、着席時も安定した筆記姿勢を取りやすく、集中力を促します。また、一人分の間口をW600と広く設定したため、ゆったりと座ることができます。

張地のカラーは、ミモザとウォームオリーブの2色をランダムに配置しています。ホールなどは赤系のカラーが採用されることが多いですが、今回は、明るいホールにしたいという施設の要望のもと、この2色が選ばれました。
明るいイエロー・グリーンの張地と、壁の木が相まって、森の中のような爽やかな雰囲気を漂わせています。

機能性の高い独立タイプのテーブル

テーブルは、H.U. Bioness Complex のためにつくられた特注品です。ホールや会議室のテーブルには珍しい、前席のイスと離れている独立タイプが採用されました。
普段はテーブルボックスに収納されており、使用時はテーブルを引き上げて使用します。そのため、前後の席と席の間の通り抜けがしやすく、見た目にもすっきりとした佇まいです。
A3を横に置けるサイズで、会議中に筆記が必要な際にも、十分な大きさがあります。
また、テーブルの横には、AC・USBコンセントタップを設置しています。会議中はPCやiPadを使用することが多いため、充電しながら使用できて便利だと利用者からも好評です。
テーブルの前幕板と甲板の色も、張地と調和するよう明るい色が選ばれました。

同時通訳ブースを設けた国際会議や、2022年度の入社式など、幅広く活用されている大ホール。
明るさに満ちた使い勝手の良い大会議室で、検査技術の未来を担う、研究者たちの活動を支えます。

施設概要

H.U.グループは検査・関連サービス事業と臨床検査薬事業を併せ持つ、世界でも類のないヘルスケア企業です。
H.U.グループがMissionに掲げる「ヘルスケアにおける新しい価値の創造」の象徴として建設した、圧倒的な技術力と効率性を備えた、最先端の検査ラボラトリーを含むH.U.グループの中核施設です。
コンセプトは「つなぐ・みせる・はぐくむ」。
さまざまな知見を持った人と人がつながり、その豊かな知識と技術を魅せて共有し、ヘルスケアの新たな共創が育まれる人の命に寄り添う価値創造の拠点です。
施設名称はH.U.グループの「ヘルスケアビジネスの複合体」という意味を表しています。Bioness(ビオネス)は“Bio(命のデータの蓄積)”と“Business(業界にイノベーションを起こす創造力)”を表現した造語です。また、“Complex(コンプレックス)”は本施設がさまざまな知見をもった人と人がつながり、共創が育まれる複合施設(Complex)であることを表しています。

居室データ

所在地
197-0833 東京都あきる野市渕上50番地 地図
施主
H.U.グループホールディングス株式会社
設計
大和ハウス工業株式会社
納入
2020年10月
席数
214
関連リンク
H.U. Bioness Complex Webサイト