福岡市科学館
サイエンスホール

2017.12.18
多目的ホール(可動席)その他施設

施設説明

福岡市の新たなシンボル「六本松421」

2017年9月、九州大学六本松キャンパス跡地に「六本松421」がオープンしました。福岡市科学館をはじめ、レストランやカフェ、大型の蔦屋書店のほか、九州大学法科大学院も入っている複合施設です。建物の外観デザインは、豪華寝台列車「ななつ星in九州」のデザインで知られる、インダストリアルデザイナーの水戸岡鋭治氏が監修しました。オープン初日には700人もの行列ができる、今話題の施設です。

人が育ち、未来をデザインしていく、福岡市科学館

六本松421内にオープンした「福岡市科学館」は、45年間にわたって市民に親しまれてきた福岡市立少年科学文化会館の後継施設として、新しくオープンしました。

「人が育ち、未来をデザインしていく科学館」として、さまざまな展示やプログラムを展開。九州最大級のドームシアター(プラネタリウム)やサイエンスホールをはじめ、様々な体験ができるコーナーが4フロアにわたって設けられています。各所に科学の楽しさや驚きに出会える様々な仕掛けを施し、科学への興味・探求心の向上と想像力を育みます。また、体験を通して交流を生み、地域と共に人が成長していく施設を目指しています。

展示も、バーチャルリアリティ映像の上映もできる、サイエンスホール

サイエンスホールは、移動観覧席の活用によってさまざまな催しに対応できる、300席収容の多目的ホールです。移動観覧席の展開時には講演会やセミナー、演劇や音楽会の会場として、収納時にはイベント会場や展示スペースとして利用できます。

移動観覧席のイスは、施設全体の雰囲気にあったラグジュアリーなタイプが選ばれました。三次元局面のゆったりとした背もたれと、お尻全体をしっかりと受け止める厚みのある座面を持つ、子どもにも大人にも座りやすいイスです。移動観覧席の前に並べるイスとして、同じデザインのスタッキングチェアを導入し、前列と後列の意匠と座り心地を揃えました。また、各席に設けた収納式のメモ台は、セミナー時の筆記に役立ちます。

移動観覧席のほかにも、300インチのスクリーン、高精細4K映像システム、音響を備えており、映像で結んでのドームシアターとの連携企画も可能です。イベント終了後の懇親会や意見交換会にも活用できる広々としたホワイエを併用すれば、催しの幅も広がります。サイエンスホールは、一般貸出も行っており、市民活動の場としての活用も期待されています。

新たな歴史をスタートした福岡市科学館。福岡市の「人が集まる、賑わいの場所」がまた一つ生まれました。

居室データ

所在地
810-0044 福岡県福岡市中央区六本松4-2-1 地図
施主
福岡市
設計
NTTファシリティーズ・匠建築研究所設計共同事業体・株式会社トータルメディア開発研究所
オープン
2017年10月
席数
300
※移動観覧席含む
施工
株式会社トータルメディア開発研究所
関連リンク
  • 福岡市科学館 webサイト