長崎南山中学校・高等学校 東校舎
ペトロホール

2022.09.01
講堂・多目的ホール

施設説明

創立70周年記念事業で誕生した長崎南山学園の聖堂

2021年11月、長崎南山学園の創立70周年の記念事業として、既存校舎の一部を新しくした新校舎が竣工しました。新校舎の3階には、前理事長 故・川上進神父の悲願だった聖堂(礼拝堂)が設けられています。
「ペトロホール」と名付けられた聖堂の正面には、印象的なステンドグラスがあしらわれた尖頭アーチの窓があります。ホールのステージには十字架とマリア像が置かれており、神聖で厳かな雰囲気を醸し出しています。

見やすく、立ち座りしやすい座席

ペトロホールには、一学年の生徒が座ることのできる282席の座席が並びます。
ステージを囲んで弧を描くように配置されており、座ると自然とステージに身体が向く設計となっています。さらに、各段に設けられた160mmの段差によって、ステージ上で話す講演者が見やすいつくりのホールになりました。
イスは、レクチャーシアターシリーズのLT−330Mが採用されました。隣の席と繋がらずに一脚ずつが独立したイスで、隣席の振動が伝わりにくい製品です。
LT−330Mには、コトブキシーティングオリジナルの「スイングアップ機構」が搭載されています。スイングアップ機構とは人の立ち座り時の太腿の動作に沿うように座が動く機構で、離着席の動作がスピーディーに行えるのが特長です。立ったり座ったりという動作が多い場所に適しています。
大きな背もたれと座面にはクッションが入ったパッドを設置しました。長時間の礼拝や講演時でも集中力を保てる環境をサポートします。

イスの木部は、内装に合わせた明るい白木が選ばれました。柔らかな印象のチャコールグレーの張地を組み合わせることで、明るさのなかにも落ち着きのある佇まいとなっています。

窓から柔らかな自然光が降り注ぐペトロホール。
礼拝以外にも、オープンスクールや保護者会、その他諸行事に利用され、長崎南山高等学校のシンボルの一つとして活用が始まっています。

施設概要

長崎南山学園の前身は、文部省の認可を受けて設立された東陵学園です。1952年に長崎南山中学校・高等学校と改称し、浦上天主堂や平和公園をのぞむ緑豊かな長崎市上野町にキャンパスが設けられました。「人間の尊厳のために」を教育目標として掲げ、「高い人格」「広い教養」「強い責任感」のある生徒を育成しています。

居室データ

所在地
852-8544 長崎県長崎市上野町25-1 地図
施主
学校法人長崎南山学園
竣工
2021年11月
席数
282
関連リンク
長崎南山中学校・高等学校 Webサイト