※2023年5月より、ディバイダ―はディバイディングカーテン(愛称:SIKIRUTO)に変更しております。
ここでは、記事公開時の呼称をそのまま使用しております。
キャンパス再構築計画で新体育館が誕生!
高千穂大学は、私学として日本初の高等商業学校を前身に歴史と伝統を堅持し発展してきました。2013年、杉並キャンパス再構築計画として新校舎の建設に着手。2015年10月に完成した新1号館につづいて、正門からのメインストリートの突き当たりに、2017年1月、新体育館が誕生しました。
新体育館の球技室は、体育館と講堂を兼用するハイブリッドな空間。それを可能にするのが、コトブキシーティングの移動観覧席と超大型電動間仕切「ディバイダー」です。
移動観覧席と超大型電動間仕切「ディバイダー」
移動観覧席は、式典の規模やスタイルに合わせて移動観覧席本体の設置場所を前方に動かすことができるタイプ。ステージからの距離を自由に設定できるため、イスをひとつひとつ並べる手間と時間を大幅に短縮し、鑑賞環境の向上が図れます。
超大型電動間仕切「ディバイダー」は、体育館の中央に設置しました。透かしのないソリッドタイプの間仕切幕は、空間を視覚的にしっかりと遮るため、各別の空間で異なる競技を行なっても集中して取り組むことができます。
幕の構造は、球技中にボールが当たっても衝撃を吸収する、ダブルスキン構造。衝撃がそのまま反対面に響くことがなく、揺れを最小限に抑えます。また、大型スクリーンの役割も果たすため、パブリックビューイングや映像と組み合わせたイベントなど、空間の活用の幅が広がります。
組み合わせによって生まれる、新たな空間活用方法
移動観覧席とディバイダーは、組み合わせて使うことによって、空間活用の幅が更に大きく広がります。
竣工後間もなく行われた、学園内に併設する幼稚園の卒園式では、園児全員が並んでも空間に余裕があるため、ディバイダーで分割。空間の片側を利用し、平場に園児が並び、移動観覧席が保護者席として使われました。
他にも、ディバイダーで間仕切った空間を、片側は移動観覧席を使用したイベント会場として、反対側は平土間を利用した懇親会会場として利用することもできます。式典やイベント会場としての、今まで以上の活用も期待できます。