1964年の開館以来、富山県の芸術文化振興の拠点として、そして市中心部のランドマークとして親しまれてきた富山県民会館。老朽化や耐震性の不足が懸念され、約1年をかけてリニューアルし、2015年3月に待望のリニューアルオープンを果たしました。ホールのほか、美術館、会議室、展示室、カフェ、レストランなどを備えています。正面玄関前のひさしには曲面ガラス、1階ロビーの柱や内装に越中和紙が利用されるなど、富山の職人技術が凝縮された、こだわりの複合施設です。コトブキシーティングでは、ホールに1,105席を納入しました。劇場イスは、座り心地を追求したクッションを装備。改修前の1,217席から席数の削減を行うことによって、座席幅を拡張し、間口を広く取りました。ゆったりと体を預けることができる快適なイスになりました。北陸新幹線の開通により、県外からの観光客の増加も見込まれる、今注目の富山県。開館50周年を経て、今新たな半世紀への扉が開いています。
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