慶應義塾大学 日吉キャンパス 日吉記念館
アリーナ

2022.03.17
学校体育館・アリーナ

施設説明

慶應義塾大学日吉キャンパスの新たなシンボル、新・日吉記念館

東急東横線日吉駅の東口から見える背の高いイチョウ並木。並木道の先に見えるのは、白い外壁と、シンメトリーに配された列柱が独特のモダンさと荘厳さを備えた、慶應義塾大学の日吉記念館です。キャンパスの入口に門がないことで、大学と街が自然と一体化し、学内は活気とアカデミックな雰囲気に溢れています。

1958年に建設された地上3階、地下1階建ての日吉記念館は、2年半にわたる建て替え工事を経て、地上4階地下2階建ての空間に生まれ変わりました。地下1階にはアリーナ、スタジオやトレーニングルーム、地下2階にはライフル射撃場を有しています。そして2階部分はホワイエ、3・4階はアリーナの観覧席となっています。 

アリーナと調和するイス

記念館の中心に位置するのは、バスケットコート3面分を占めるアリーナ。幅60mのワイドステージと正対するように、メインの観覧席が2層にわたり配置されています。

そんなアリーナに納入されたイスは、コトブキシーティングが20年以上にわたり、全国各地の著名なスポーツ施設に納入してきたロングセラー製品、BLM-1510。以前のアリーナに納まっていた木製の長ベンチを、1席ずつ独立したような形で、隣の振動等が気にならない個席感のあるイスに入れ替えました。背もたれがあることで、コンパクトながらも、想定される長時間のスポーツ観戦などでも、快適に座り続けることができます。また高密度ポリエチレンに空気を吹き込み、膨らませるブロー成型という方法で成形することにより、内部が中空構造となり、高いクッション性と、ボールが当たっても割れにくい頑丈さを実現しています。さらに汚れが付着しても、軽く拭くだけで清潔さを保てるため、メンテナンスの手間がかかりません。

全13色で展開している本製品ですが、今回は記念館の基調色である「白」に自然に溶け込むよう、オリジナルのライトグレーが採用されました。 

施設概要

1958年に建設された日吉記念館の建て替えプロジェクト。建て替えにより延床面積は約6,000平方メートルから約12,500平方メートルへ、最大収容人数は約6,500人から約10,000人へと、大きく変化を遂げました。また機能面では、利用者にとってより快適な空間となるように、アリーナに空調機が設置され、車イスの方のための観覧スペースが新たに設けられました。さまざまな式典やイベント、そして体育の授業並びにその他課外活動での使用が見込まれており、2021年夏季オリンピックでは、英国代表のトレーニング場所として利用されました。

居室データ

所在地
223-8521 神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1 地図
オープン
2020年3月
席数
4,582
施主
学校法人慶應義塾
設計
鹿島建設株式会社
施工
鹿島建設株式会社
関連リンク
慶應義塾大学 Webサイト