京都橘大学の新たな学びの拠点「アカデミックリンクス」
2021年3月、京都橘大学の顔となる新棟「アカデミックリンクス」が竣工しました。
ガラス張りのエントランスを抜けると、印象的な大階段が来訪者を迎えます。イベント時に観覧席としても利用される階段を上った先は、上階と吹き抜けで繋がっており、解放感いっぱいの空間が縦に広がります。
棟内には自律走行型案内ロボット「tachibo」が配置され、簡単なタッチパネル操作で目的地まで誘導してくれるため、初めて訪れる方でも安心です。
所々に木を使用した温かみのある雰囲気と、最新のテクノロジーが融合したアカデミックリンクスの3階に、H301・H302講義室はつくられました。
稼働率が高く、多くの学生が利用する講義室。設置する机イスに求められたのは、高い快適性でした。そこで採用されたのが、
アクティブラーニングデスクSD-610FF2シリーズと、
THE HERRINGBONE スタッキングチェアFC-873の組み合わせです。
究極の使い勝手を追求したSD-610FF2シリーズ
SD-610FF2シリーズは、機動性に優れた移動式のデスクです。
天板の下に設けられた手元のレバーを握ると、脚の中に格納されたキャスターが出現し、自由自在に移動ができます。移動の度に机をたたむ必要がないため、机上に教科書やノートなどの荷物を置いたまま、素早くレイアウト変更を行えます。講義からグループワーク、発表と、複数のレイアウト変換が必要なアクティブラーニングでも、スピーディーに対応することができます。もとのレイアウトへの復旧作業も容易なため、講義室の管理にも一役買っています。
一方、デスクの使用時は脚の中にキャスターが格納され、脚ベースがしっかりと床に接地するため、抜群の安定感があります。これにより、可動式デスクの困り事として多い、キャスターが固定されず動いてしまうという問題を解決しました。講義中も学生が集中できる環境をサポートします。
移動時は動かしやすく、使用時は動きにくい。究極の使い勝手を追求したデスクです。
デザイン性と機能性が生み出す快適な空間
THE HERRINGBONE スタッキングチェアFC-873は、背もたれに取り入れたヘリンボーン柄のパターンが特徴です。装飾性のあるデザインが講義室一面に並ぶことにより、空間を視覚的に圧迫しない「透光性」を実現。ヘリンボーン柄が生み出すやわらかな雰囲気が、張り詰めがちな講義室の空気を和らげ、明るい空間へと導きます。風が通るようにつくられた背もたれは、「通気性」の確保にも効果的で、身体に優しいことも嬉しいポイントです。
こちらのイスはデザイン性だけでなく、機能性もしっかりと備えています。身体にぴったりフィットする3次元カーブの背と、クッション性に優れた座により、長時間の着座の疲労を軽減しながら、講義中の「書く」姿勢、「聴く」姿勢を正しく保つことができます。
背もたれに設けられた手掛け穴は、全周肉厚で握りやすく、イスを引く際、手を自然に誘導する効果があります。重量は4.1㎏と軽量であり、安定した状態でイスを抱えられるよう設計された形状のため、レイアウト変更に伴う持ち運びやスタッキング作業もスムーズに行えます。細かい部分まで考えられた機能性により、誰もが気持ちよく使用できる講義室をつくり出しています。
「やわらかい人を育てるイス」をコンセプトとして生まれたFC-873。今後ますます多様な学生が集う京都橘大学において、異なる価値観や個性を柔軟に受け入れ、対応できる人材の育成を助けます。
5階のコンピューター教室にも、コトブキシーティングのイスが採用されました。脚先にはキャスターが付き、座面下レバーのワンタッチ操作で座の昇降も行えるため、座ったままでも個人の体格に合った最適な位置、高さの設定が行えます。講義室のイス同様、優れた機能性で学生のPC作業を快適にします。
施設概要
京都橘大学は、多彩な専門分野をもつ8学部15学科を有する総合大学です。
2021年3月、正門からキャンパス内に入るメイン導線に、新棟アカデミックリンクスが竣工しました。多数の学習、交流スペース、最先端の機器を備えたラボやスタジオ、学生生活をサポートするオフィスなどが集結した、さまざまな人との「繋がり」と「実践」を促進する施設です。
3Dプリンターやレーザーカッターなどの工作機器、高性能PCやプログラミングソフト、未来型空中操作システム(エアタッチディスプレイ)などを備え、誰もが最新のIT・AI技術の魅力を身近に体感することができます。
充実した環境が整備されたアカデミックリンクスを起点に、京都橘大学の更なる発展が期待されます。