一橋大学 小平国際キャンパス
サッカーグラウンド

2021.06.07
学校グラウンド

施設説明

選手待望の人工芝化プロジェクト

一橋大学ア式蹴球部は、100年の歴史を持つサッカー部です。
主な練習拠点は、スポーツ施設や学生宿舎の建つ小平国際キャンパス。キャンパスの南側には、サッカーグラウンド・アメフトグラウンド・小平野球場と、三つのコートが並んでいます。
ここでの練習環境に、部員は長年悩まされてきました。グラウンドが、水はけの悪い土のグラウンドだったためです。雨が降れば湖のような大きな水溜まりができ、晴れの日が続けば乾燥による砂埃で視界が悪く、思うように練習ができませんでした。
そのような環境のため、ここ数年は一橋大学のホームである小平キャンパスでの公式試合が開催できず、常にアウェーでの試合でした。
そこで、アメフト部・準硬式野球部と合同でOB・OG・保護者に寄付を募り、創部100周年の記念事業として、グラウンドの人工芝化が決定。設備面も改良され、新しいやぐら、シュート板、そして観客席が導入されました。

観覧席の導入で「観る」環境を整備

観客席の導入は、OBからのリクエストで決まりました。ホーム試合が開催できるようになっても、試合を「観る」環境が整っていないと足を運びづらいという意見があったのです。歴史ある一橋大学ア式蹴球部には、多くのOBが居ます。若い卒業生だけでなく、往年のOBが試合に足を運ぶ機会も多いため、座って試合を観戦できる観覧席が必要でした。
そこで導入されたのが、自由に移動することができるポータブルタイプの観覧席「アクティブスタンド」です。

フレキシブルに使える観覧席「アクティブスタンド 」

アクティブスタンドは、1台につき24人が着席できるベンチタイプの観覧席です。座席が階段状になっているため、前の人の頭で視界が遮られることがなく、快適な観戦環境をつくります。ベンチタイプの座面は、観客同士の距離を調節したり、練習時のタオルやドリンクを置いたりする場所としても使いやすい形状です。
アクティブスタンドの最大の特長は、動かしやすさ。構造材にアルミニウムを採用することで軽量化を実現し、用途に合わせて容易に動かすことができます。試合開催時にはコートサイドに、練習時には任意の場所に置くなど、さまざまな場面で活用できます。
サッカーグラウンドだけでなく、アメフトグラウンドや野球場でも利用できるのも、ポータブルタイプならではの利点です。多彩な利用でグラウンドの活性化に貢献し、それぞれの競技のレベルアップへ繋がることが期待されています。

施設概要

東京都内に三つのキャンパスをもつ一橋大学。小平国際キャンパスは、留学生らが居住する国際学生宿舎とスポーツ施設がメインのキャンパスです。約3分の1の面積を占めるグラウンドは、サッカーグラウンド・アメフトグラウンド・野球場が並び、それぞれの部活の拠点となっています。
2021年3月、部員待望の人工芝化が完了。国際試合も開催できるようにと、サッカーコートとその周辺も整備されました。2021年からは、それまでコーチであった元日本代表選手の戸田和幸氏を監督として招致し、更なるレベルアップを図っています。

居室データ

所在地
187-0045 東京都小平市学園西町1-29-1 地図
納入
2021年3月
席数
96
※4台の総数
発注者
一橋大学体育会ア式蹴球部OBOG会・酉松会
関連リンク
一橋大学ア式蹴球部 WEBサイト