浜松修学舎 中学校・高等学校 3号館
音楽ホール

2021.04.22
学校講堂・多目的ホール

施設説明

創立90周年を迎えた浜松修学舎に新校舎が建設

浜松修学舎は、グローバル化とIT化に対応して教育環境の一層の充実を図るべく、2018年に「創立90周年・夢みらいプロジェクト」をスタートしました。
プロジェクトの一環として2020年2月に完成した3号館は、生徒一人一人の可能性を広げ、より充実した学校生活を送れるように、近代的な音楽ホールやパソコンを完備したメディアルームなど最新の設備を揃えています。コトブキシーティングは、5階に新設された音楽ホールにイスを納めました。

移動観覧席の導入により近代的な音楽ホールが誕生

音楽ホールには、吹奏楽部等の部活動で使用する広いスペースと、授業のほか演奏会などのイベント開催時にも利用できる客席が求められました。
そこで選ばれたのが、多彩な空間活用を可能にする壁面収納式の移動観覧席です。
フルオートタイプのため、本体の展開・収納からイスの展開・収納まで、操作はリモコン一つで行えます。短時間で階段状の客席を設営できるため、パイプイスを並べる際のように、教員や生徒の手を煩わせることが無くなりました。
展開時は、本格的な観客席として演奏会などのイベントにも対応可能です。収納時はフラットなスペースを確保でき、広々と空間を活用することができます。

長時間の着座でも快適な座り心地を実現するイスを搭載

移動観覧席に搭載した128席のイスは、シンプルなデザインでゆったりとした座り心地が特長のタイプ5Rです。鮮やかな赤色の張地で統一された客席が、ホールを華やかに彩ります。
背は着席時にイスの背上部が湾曲し、安定した着座姿勢を保持するフィットバック機能を搭載しています。座は劇場イスのように緩やかに起立する座自動緩起立機構を装備しており、離席時の衝突音や振動が発生しません。
背座のクッションにはウレタンを用いているため、スリムながらも授業や演奏会などの長時間の着座でも快適な座り心地を実現しました。

生徒の夢と未来をより充実させるために、教育環境の向上に取り組む浜松修学舎中学校・高等学校。シーンに合わせて多彩な空間活用ができる移動観覧席を導入した音楽ホールが、生徒の学修環境や課外活動をサポートします。

施設概要

浜松修学舎中学校・高等学校は、静岡県浜松市にある中高一貫校です。6年間を見越した細やかな指導と、学力・人間力を伸ばす充実の中高一貫教育で、生徒たちの自己実現の基盤となる「探求的な深い学び」を実現します。令和4年度からは、5年制の看護学科の開設が予定されるなど、さまざまな分野で活躍する人材の育成に力を入れています。
3号館では、生徒の学生生活をより充実させるべく、音楽ホールやメディアルームなど最新の設備を揃えています。
「浜松修学舎創立90周年・夢みらいプロジェクト」では、7階建ての新1号館やトレーニングジムの建設も進められており、令和3年度内完成予定です。最新の設備を備えた新たな空間で、生徒の「未来づくり」を応援します。

居室データ

所在地
430-0851 静岡県浜松市中区向宿2丁目20番-1号 地図
施主
浜松修学舎中学校・高等学校
設計
株式会社公共設計
竣工
2020年2月
席数
128
関連リンク
浜松修学舎 中学校・高等学校 WEBサイト