立命館大学 衣笠キャンパス 清心館・啓明館
教室

2021.04.08
学校教室
清心館
清心館
啓明館
啓明館
清心館
清心館
啓明館
啓明館

施設説明

生まれ変わった立命館大学の「清心館」と「啓明館」

立命館大学の衣笠キャンパスに建ち、文学部の拠点的施設である「清心館」と「啓明館」はともに、長い歴史の中で多くの学生に親しまれてきた校舎です。その歴史ある建物の外観はそのままに、2019年から約2年にわたり、教室をはじめとする内部の大規模なリニューアル工事が行われました。
先に改修を終えた清心館の1階には、施設の顔となる「ラーニングコモンズ」が設けられました。学部・学域・専攻の枠組みを超えた「学びの出会いの場」と「学びの実践と挑戦の場」をコンセプトとした、新しい学修空間となっています。ここでのコミュニケーションにより、大規模にリニューアルされた教室や共同研究室等での学びが、さらに深められることでしょう。

シンプルで使い勝手の良いSD−190シリーズ

コトブキシーティングは、リニューアルにあたり大教室と中教室に講義机イスSD-190シリーズを納入しました。イスが後列の机と一体となったタイプで、座は離席時に劇場イスのように跳ね上がります。立命館大学の他の教室でも多く使用されているこのタイプの机イスは、コトブキシーティングが永年の間に改良を重ねてきた、ロングセラーモデルの最新型です。
座の動きに加え、使いやすいシンプルな構造と、すっきりとしたデザインが特長です。今回納入したイスは、身体に馴染む樹脂成形品です。背と座に付けた柔らかなクッションが座り心地を高め、講義への集中力をサポートします。
離席時は座が自動で跳ね上がります。跳ね上がった座は、コンパクトに収納されるため、広い通路寸法が確保できます。通り抜けがスムーズにでき、中央の席にもアクセスしやすいよう配慮された設計です。
各席の天板下には、荷物をかけられるフックを設置しており、荷物の置き場所として活用できます。
教室の出入口から近い最前列や最後列には、車イス対応席が設けられました。最前列には机・イス共に移動式を、最後列はイスのみ移動式を採用しました。車イス利用時でも周囲の学生と一緒に肩を並べて学修することができます。

フロアごとのテーマカラーで演出した美しい教室

清心館と啓明館では、日本の伝統色を用いたコンセプトカラーがフロアごとに設定されました。地下1階は朱華(はねず)、1階は黄蘗(きはだ)、2階は青磁(せいじ)、3階は薄浅葱(うすあさぎ)、4階は藤紫(ふじむらさき)と、京都らしさを感じる配色です。
コンセプトカラーは扉の一部に使用されているほか、空間を印象づけるイスの上張りにも取り入れられ、落ち着きがありながらも華やかで活気のある講義空間を演出しています。
清心館の4階に設けられた大教室の席数は435席。フロアのテーマカラーである藤紫を元に、濃淡の異なる2色の布地を列ごとに張り分けました。両側の窓から入る自然光によって生まれる、傾斜の変化による布地のグラデーションにより、鮮やかで立体感のある教室になりました。
啓明館の中教室は、2階・3階・4階の3部屋です。清心館の大教室と同じく、それぞれのフロアのテーマカラーをベースに濃淡のカラーコーディネイトを行い、啓明館でもそれぞれに特徴ある華やかな教室空間が広がっています。

施設概要

100年以上の歴史を持つ立命館大学。主たるキャンパスのうち、現存するもっとも歴史ある衣笠キャンパスは、金閣寺、龍安寺、仁和寺、等持院といった名刹に囲まれた場所に位置し、30以上の建物から成るキャンパスです。
歴史や伝統を残しつつ、時代や学修スタイルの変化、カリキュラム改革などに合わせた校舎のリニューアルを行い、2020年の春には「清心館」が、2021年の春には「啓明館」が新しく生まれ変わりました。

居室データ

所在地
603-8577 京都府京都市北区等持院北町56-1 地図
施主
学校法人立命館
リニューアルオープン
2020年4月(清心館)2021年4月(啓明館)
席数
1,082
※清心館と啓明館の合計
関連リンク
立命館大学 WEBサイト