昭和女子大学 10号館
教室

2021.01.12
学校教室

施設説明

教員の声から生まれたアクティブラーニング教室

昭和女子大学では、時代のニーズに合わせた新しい授業スタイルに積極的に取り組んでいます。授業スタイルの進化に伴い校舎の新改築や教室のリニューアルも実施。2019年7月に竣工した10号館は、教員からの「アクティブラーニングに適した教室が必要」との声でつくられた教室棟です。白とスクールカラーの青を基調とした、爽やかな印象の教室が並んでいます。
学修シーンによってさまざまなレイアウト変更を行うアクティブラーニングでは、授業に集中しやすいよう、机イスをスムーズに移動させる必要があります。
そんなアクティブラーニング用の机イスに最も求められるのが「動かしやすさ」です。
授業中にさまざまなレイアウト変更を行うアクティブラーニングでは、授業の集中力を保つために、レイアウト変更をスムーズに行う必要があります。そのため、机イスの選定は各社の見本を確認しながら時間をかけて行われました。
実物を触って操作性・安定感・デザイン等を確認したうえで選ばれたのが、コトブキシーティングのアクティブラーニング用の机「GLIDE(FT-601DM)」と、学習姿勢に適したコンパクトチェア「CON−PALLE(FC-890)」です。

安定感と操作性を兼ね備えたフォールディングテーブル

個別ワークからグループワーク、プレゼンテーションなど、授業中のレイアウト変更が要となるアクティブラーニング。GLIDEは天板下に備えた二種類のレバーで、スムーズなレイアウト変更に対応します。
レバーは脚カバーに収納されているキャスターと連動しており、移動時はキャスターが下がり脚先を床から浮かせるため、床や脚を傷つけずに自在に動かせます。
授業中にレイアウト変更をしたい時には、天板下のリフトアップレバーを握ると、机上にPCやテキストを置いたまま動かすことができます。ワンタッチで操作できるこの機構がGLIDEを選ぶいちばんの決め手になりました。アジャスター機能を持つ接地面の大きな脚先がしっかりと床を捉えて、固定机のような安定感を生み出します。2列目からは幕板を取ることで軽量化を図り、更に操作性を高めました。天板の下には、ノートやタブレットを置ける棚を設置し、利便性も高めています。
机を使用しない時は、フォールディングレバーを握り天板を折りたたみます。その状態で水平にスタッキングをする事でコンパクトに収納でき、広い空間をつくりだせます。
昭和女子大学では長年、旧JISタイプのW600×D400の広さの机を使用していましたが、新校舎に合わせたW650×D450の新JISタイプを採用したことも新たな取り組みです。

学習姿勢をサポートするイス

CON–PALLEは、「聞く」「書く」姿勢をサポートするイスです。
絶妙に成形された適度な大きさの背が、後ろにもたれる「聞く姿勢」と前かがみになる「書く姿勢」、どちらもしっかりとサポートします。身体にフィットする三次元曲面は、パッドやクッションがなくても快適な姿勢を保つことができるため、長時間の着座でもストレスなく過ごせます。
アクティブラーニング用のイスは操作性を考慮してキャスター付きのイスが選ばれることが多いなか、昭和女子大学では使用時の安定感を優先し、敢えてキャスターの無いイスを選びました。CON−PALLEは4.1kgと軽量なうえ、背と座が分かれており、背の上部には手掛け穴もあるため持ち運びがしやすく、レイアウト変更時の移動や設置もスムーズです。

施設概要

2020年に創立100周年を迎えた昭和女子大学は、「世の光となろう」を学園目標に社会に対して開いた女性の確立を目指し、開校以来さまざまな取り組みを行ってきました。
アメリカのマサチューセッツ州に海外キャンパス「昭和ボストン」を持ったり、世田谷区のキャンパス内にインターナショナルスクールを開校したりと、積極的なグローバル展開を図っています。
米国大学日本校のテンプル大学ジャパンキャンパスが併設されている10号館は、2019年7月に竣工。校舎前には芝生の広場が広がり、学生同士の交流の場所としても利用されています。テンプル大学ジャパンキャンパスの授業を受講して単位を取得できる単位互換プログラムも整備し、ハード面・ソフト面共に、更なる学修環境の充実につなげています。

居室データ

所在地
154-8533 東京都世田谷区太子堂1-7-57 地図
施主
学校法人昭和女子大学
竣工
2019年7月
席数
624
※2019年7月現在
関連リンク
昭和女子大学 WEBサイト