ところざわサクラタウン
ジャパンパビリオン ホールB

2020.12.22
劇場・コンサートホール会議研修室・コンベンションホール

施設説明

所沢の新名所「ところざわサクラタウン」にシアター形式のホールが誕生

2020年11月、所沢に日本最大級のポップカルチャーの発信拠点「ところざわサクラタウン」がオープンしました。
コトブキシーティングは、ところざわサクラタウン内にある、特徴の異なる大小2つのイベントホールを備えた「ジャパンパビリオン」にイスを納めました。ホールBは、映画や演劇、セミナー、トークイベントの開催を目的としたホールです。席数は約200席で、高さと広さを可変できる仮設ステージを備えており、催しに合わせて多様な活用ができます。

2種類のイスで、映画上映から講演会まで幅広く対応可能な空間を実現

今回納入したイスは、固定イスとスタッキングチェアの2種類です。落ち着きのあるカラーで揃えた張地や、木部、メモ台が、映画の上映やビジネス向けの講演会等どのようなシーンにもマッチします。
後方の段床には、講堂やホールに多くの実績を持つ固定イス・TS-71シリーズの肘メモ台付きタイプが120席設置されました。
人体の座り形状に合わせた三次元カーブを持つ背と座のクッションは、着席するひとりひとりの身体を優しく受け止め、長時間の着座でも快適な座り心地を生み出します。

座には長く座っても疲れない快適性と、広い足元空間の両立を目指し開発した「スペーシア」を採用しました。スペーシアは、座の先端が細くなった形状により、従来の座に比べて着席時の足元のスペースを広く確保できます。膝を曲げやすく、足を深く引くことができるため、席からのスムーズな立ち上がりが可能です。
講演会等で役立つ肘メモ台は、必要な時にだけ、座と脚部の間から引き出して使うことができます。メモ台の片側を上に持ちあげれば自動的に収納する「アンチパニック機構」付きで、緊急時の避難通路確保にも役立ちます。

前方の平床には、移動可能なスタッキングチェア・TS-1212が87席並びます。
背もたれは、固定イスと同様、人間の背中に沿ってカーブを描く三次元曲面です。背裏と肘当てには、肌触りの良い天然木をふんだんに配し、見た目の美しさも兼ね備えています。脚部に設けられたギャンギング機能により、整列も簡単に行えます。

また、固定イスとスタッキングチェアのどちらにも座が自動でスムーズに起立する「座自動起立機構」を備えているため、空席時に通路スペースを広く確保することができます。
前列に設置された、スタッキングチェアと移動式の仮設ステージを収納することで、フラットな舞台空間が出現します。そのため演劇や劇場映画の上映、トークショーやビジネス向け講演会等、幅広いイベントに対応可能です。

施設概要

「ところざわサクラタウン」は、みどり豊かな地から最先端の文化と産業を生み出し、世界に向けて発信する、KADOKAWAと所沢市の共同プロジェクト「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点施設です。
ジャパンパビリオン内ホールBは、DCP(デジタルシネマパッケージ)に対応し、シネマコンプレックスと同等のクオリティで映画を上映できます。また、移動式の仮設ステージがあるため演劇やトークショー等のイベントにも対応が可能です。
その他、敷地内にはKADOKAWAが建設・運営する書籍製造・物流工場やオフィス、商業施設などを展開しています。世界的建築家・隈研吾氏がデザイン監修した、約2万枚の花崗岩を使用した「角川武蔵野ミュージアム」や「武蔵野坐令和神社」もあり、所沢から世界に向けて日本の文化を発信する拠点として、今注目されている施設です。

居室データ

所在地
359-0023 埼玉県所沢市東所沢和田三丁目31番地3 地図
施主
株式会社KADOKAWA
設計
KAJIMA DESIGN
オープン
2020年11月
席数
207
関連リンク
ところざわサクラタウンHP