九州産業大学
オープンスペース

九州産業大学に三密対策にもなる屋外ファニチャーを設置

昨今、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、いかに密閉・密集・密接の三密を防ぎながら教育活動を行っていくかが、大学の課題となっています。
各大学の試行錯誤が続く中、九州産業大学では、いち早くランチタイム時の学生の三密を防ぐ取り組みを行いました。
広大なキャンパス内には、オープンスペースが多くあり、以前から学生の憩いの場として利用されています。そのオープンスペースに屋外ファニチャーを増設することで、屋内の三密防止を図るという今回のプロジェクトが生まれました。

屋外ファニチャーで、より安心で快適な語らいの場に

このプロジェクトは、オンライン授業のみの状況から対面授業を再開した後でも三密を避ける空間として、昼食時や休憩時に安心して楽しい一時を過ごせる語らいの場を、学生たちに提供するために考えられました。
学内の食堂では、三密を回避するために席数を約1／3に減らし、学生同士が対面しない座席配置にしています。そこで、密を防ぎやすい屋外でも食事ができるスペースを増やすために、870席あったオープンスペースの屋外ファニチャーを236席増設しました。
4人掛けのピクニックテーブルや、白・ダークブラウンのテーブルセットなど、タイプの異なる4種類のファニチャーを場所に合わせて設置しています。
設置後は、学内にポスターを貼付したり、テイクアウト弁当の補助をしたりすることで、新たに設けた屋外ファニチャーの利用を促しました。その結果、学生や職員から利用しやすいと好評です。
コロナ渦で変化した学生たちのスタイルに合わせ、今後も安心して快適な学生生活が送れるよう、さまざまな取り組みが期待されています。

施設概要

九州産業大学は、文系、理工系、芸術系の10学部22学科と大学院5研究科、博士前期課程6専攻・博士後期課程5専攻がある西日本有数の総合大学です。建学の理想「産学一如」のもと、広く産業界の期待に応えられる「実践力」「熱意」「豊かな人間性」を持った人材を輩出しています。約44万㎡の広大なキャンパスには、実験・実習室など学びの空間が整っており、現在約1万人を超える学生が在籍しています。