秋田市雄和市民サービスセンター
地域文化ホール(2007年リニューアル)

2011.05.31
多目的ホール(可動席)

施設説明

雄和町は2005年に1市2町の合併で秋田市になり、使われなくなった旧庁舎をどうするかという検討が行われました。町には既に図書館、体育館があり、旧庁舎は大集会場、和室、プレイルーム、会議室もあることから、旧庁舎は公民館的な使用方法に決定。雄和市民サービスセンターが誕生しました。

雄和市民サービスセンター2階には、旧議場がありました。1階には既にフラットな床面をもつ大集会場がありましたので、旧議場は階段形状のホールにしたらどうか、階段状にしたらどのような活用ができるかということから、階段状でありながら収納でき、多目的に使える移動式観覧席が導入されました。
旧議場の床面はフラットなスラブの上に議場用の段を組み立てていましたので、撤去が楽に行え、工事費も安価に抑えられています。またスラブは議場段、議場家具と重量物を搭載していましたので、移動用観覧席を設置しても充分な強度を保ちます。議場ということでもともと天井は高く設定されていましたので、階段状のイスの設置が可能となりました。

演目の途中で頻繁に出入りしても、迷惑をかけることが少ないよう、イスの両側に通路を設けたり、演者と観客が交わって楽しめるスペースを舞台前に設けるなど、雄和独自の特色を生かした配慮もなされています。移動式観覧席98名、スタッキングチェアを入れて最大収容人員130名と、市民にも利用しやすい規模です。

居室データ

所在地
010-1223 秋田県秋田市雄和妙法字上大部48-1 地図
施主
秋田市
オープン
2011年5月
席数
98
関連リンク
  • 秋田市雄和市民サービスセンター webサイト