2011年4月から授業カリキュラムが変更になり、1度に700名の学生が受講する一斉授業のプログラムが新設されることになりました。しかし学内には、その人数が収容できる大規模な講義室はありませんでした。唯一、収容人数条件を満たしていたのは、講堂。しかし講堂のイスは、筆記作業を考慮した機能が無かったため、新年度に大規模教室として使用できるよう、急ピッチで改修する必要がありました。
既存のイスの背は、鋼板製で曲面形状だったので、背面に直接テーブルを固定する事が出来ませんでした。また、肘当てにメモ台を付けることも構造的にNG。検討した結果、イス背面の両脇に支柱を立てて、テーブルを設置。既存のイスの背面に独立したテーブルのユニットを設置することで、「筆記作業も出来るイス」に改修しました。
新年度からの授業にも対応できただけでなく、様々な用途に使用できる講堂に生まれ変わったのです。また、上記のテーブル化粧板がイスやホール全体の印象に変化をもたらし、既存のイスとは違った表情を創り出しました。
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