The Main Stadium for the World Games 2009 in Kaohsiung

2010.05.09
スポーツ・エンタテインメント施設スタジアム・競技場(屋外)

施設説明

2009年7月、台湾・高雄市でスポーツのビックイベントであるワールドゲームスが開催され、約10日間の熱戦が繰り広げられました。そのメイン会場となったスタジアムに、コトブキシーティングのグループ会社・台湾コトブキが、約40,000席のスタジアムチェアを納入。発展目覚しい台湾における、ビッグプロジェクトです。
ワールドゲームスとは、第2のオリンピックとも言われる国際的総合スポーツ大会で、4年に1度夏季オリンピック競技大会の翌年に開催されます。2009年の国際観光都市である台湾・高雄市での開催は、2001年の日本(秋田県)での開催以来、2回目のアジア開催でした。その主要会場であるメインスタジアムは、この大会のために新設されています。設計を手掛けたのは、数々の受賞暦を誇る伊藤豊雄氏。美しさと機能性はもちろん、南国らしいモチーフを模った聖火台など、随所に遊び心も感じられます。
施設の大きな特徴は、世界初の太陽エネルギーを利用した多機能のスタジアムであることです。3次元曲面の屋根にはソーラーパネルが8,844枚内蔵されており、100%ソーラーパワーで運用されるエコスタジアムでもあります。
約40,000席の観客席は、日本でも著名なスタジアムに納入されているイスと同じタイプで、座り心地や機能性、クオリティの高い評価によって、採用が決まりました。
高雄市には、同じくワールドゲームスで使用された、高雄アリーナも新設されました。高雄アリーナには、移動観覧席(ロールバックチェアースタンド)約5,000席と、固定席約10,000席が納入されています。

居室データ

施主
高雄市政府
設計
Toyo Ito&Associates TAKENAKA CORPORATION/Ricky Liu&Associates
竣工
2009年2月
席数
40,422
関連リンク
  • The World Games 2009 高雄大会 webサイト