2013年8月、洗足学園音楽大学 溝の口キャンパスに竣工した新校舎。その名も「シルバーマウンテン」です。その隣に建つ赤いタイルに覆われた建物は、「eキューブ」。どちらも音楽大学に相応しい、感性が刺激されるデザインです。洗足学園音楽大学における教育活動のテーマのひとつ「限られた時間で最高の効果を」の展開に欠かすことができない、施設と設備の充実が、体現されました。 シルバーマウンテン内にあるのは、3つの小ホール兼リハーサル室。キャンパス内にある本格的なシューボックス型の「前田ホール」舞台と同等の広さを持つ各室は、フルオーケストラから独奏まで、クリアな音響が得られる空間。ホールと同じ音響環境で練習が行えるよう、フラットな特性とホールよりも僅かに短い残響時間を目標に設計されました。また、カーテンの開閉でも微調整ができる配慮が施されています。 コトブキシーティングでは、オーケストラチェア(演奏者用イス)約500脚を、前田ホールに続き、シルバーマウンテンへ納入しました。プロの演奏家の方からも高い評価をいただいているこのオーケストラチェアは、演奏中の姿勢や演奏のしやすさを追求して細心の設計が行われています。長時間演奏するプレイヤーにとって大敵である、「座り疲れ」の問題も解決しました。きしみ音や横揺れがないことも、特徴のひとつです。収納は、専用台車でコンパクトにまとまり、女性でも簡単に取り扱うことができます。
この納入事例をストック
一覧へ