書籍『劇場建築とイス』出版記念講演会を開催しました

報道関係各位
プレスリリース

2019年11月28日、書籍『劇場建築とイス』の刊行を記念して、本書掲載の劇場関係者 95名を招いた出版記念講演会を開催しました（於：東京都千代田区、コトブキシーティング株式会社 ショールーム）。本書にご寄稿いただいた音響コンサルタントの株式会社永田音響設計 取締役顧問 池田 覺氏が「劇場、ホールの音」を、劇場コンサルタントの株式会社シアターワークショップ 代表取締役 伊東 正示氏が「劇場、ホールの現在・過去・未来」をテーマに講演を行いました。

プレスリリース：11/28『劇場建築とイス』出版記念講演会を開催しました（PDF）

※書籍については、書籍『劇場建築とイス』刊行のお知らせをご覧ください

音響コンサルタント 株式会社永田音響設計 取締役顧問 池田 覺氏 コメント

劇場の音響づくりとは、劇場という「大きな形」の中で、ステージの面積や高さ、オーケストラの規模やホールの経年変化などの様々な課題を解決するため、「小さな工夫」を積み重ねていくこと。心地良く明瞭な価値ある音のためには、関係者が相互に理解できる環境づくりも必要です。本書がそんな全ての人に愛されることを願っています。

劇場コンサルタント 株式会社シアターワークショップ 代表取締役 伊東 正示氏 コメント

かつての劇場は、施主や芸術家のものでした。現代では、観客であった人々が参加できる開かれた場所となり、これからは「次世代型劇場・ホール」としてさらなる進化が期待されます。日常生活にアートがある、アーティストが身近に生活している、そんな新しい時代を迎え入れながら、書籍を通して日本の劇場の歴史を振り返ってみてください。

企画・監修：コトブキシーティング・アーカイブ コメント

本書は、劇場イスの製作を続けて来た弊社が、100周年記念事業の一環として社内の写真や資料をアーカイブする中で生まれたものです。1世紀もの長い間、多くの方に愛される劇場という空間づくりに貢献できたことへの感謝の意を込めて、編纂しました。これからも客席づくりを通じて、舞台芸術を楽しむ人々の心と暮らしを支えて参ります。