建築・技術から劇場の未来を考える国際会議「ITEAC 2023」「ITEAC 2023 JAPAN」にパートナー企業として協賛。劇場に関わるトップランナーが続々と登壇します！

2023.09.14

プレスリリース

コトブキシーティング株式会社と当社グループ企業オーディエンス・システムズ株式会社（UK）、フェルコ・シーティング・システムズ株式会社（マレーシア）は、2023年9月19日～20日にロンドンにて開催される「ITEAC 2023」に、9月19日に東京にて開催される「ITEAC 2023 JAPAN」には当社が、パートナー企業として協賛いたします。

劇場技術・建築国際会議：ITEAC（International Theater Architecture and Engineering Conference）は、舞台芸術をつくり体験する場所について、劇場にかかわる全ての技術・建築を支える世界的なフォーラムです。
世界各国の建築家や音響設計家、劇場コンサルタント、舞台芸術家、脚本家など、劇場を支えるさまざまなメンバーとともに、コトブキシーティング株式会社代表取締役深澤啓子（Keiko Sutton）が企画委員を務めており、4年に1度ロンドンを拠点に開催しています。

ITEAC 2023 概要

本年開催する「ITEAC 2023」では、「環境の持続可能性」「デジタル改革」「地域社会への貢献」の三つをテーマに各セッションを展開します。「地域社会への貢献」では、日本の事例をもとに、設計者である香山建築研究所所長の長谷川祥久氏が講演。劇場という空間内部だけでなく、劇場に人を呼び込む仕掛けや、地域とのつながりなどについてスピーチする予定です。
本年は、メイン会場であるロンドン（IET London: Savoy Place）のほか、ブリスベン、サンパウロ、ボゴタ、東京でInternational Hubs を設定。それぞれの会場ごとに、プレゼンテーションやトークセッションが行われます。

「ITEAC 2023」では、現地参加が難しい人のためにオンラインで参加できるチケットも同時発売。世界各国の取り組みを、世界中どこからでも参加できます。どのチケットも、イベント終了後から12ヶ月間、オンラインでセッションやディスカッションをご覧いただる特典付きです。

・チケットについて詳細はこちら
・タイムテーブルについて詳細はこちら

ITEAC 2023 JAPAN 概要（主催：ITEAC 2023 JAPAN 実行委員会　一般社団法人日本劇場技術者連盟）

9月19日に開催される「ITEAC 2023 JAPAN」は、世界に誇るべき伝統芸能を発信する場である国立能楽堂（東京都渋谷区）の大講義室で開催されます。

第一部（14:30 ～）

「トップランナープレゼンテーション」と題し、さまざまな立場で劇場に関わるトップランナーの方々が、先進的な取り組みや最新情報を凝縮して発表します。

・民設民営劇場の地域貢献～立川ステージガーデンの挑戦～
　　株式会社シアターワークショップ執行役員　丸山健史氏

・首都圏公共ホールにおける伝統芸能普及活動
　　渋谷区伝承ホール寺子屋プロデューサー　鈴木英一( 常磐津和英太夫) 氏

・歴史的劇場建築の保存と再生ー重要文化財「八千代座」の復原活用修理ー
　　那谷寺文化財研究所所長　賀古唯義氏

・公設劇場( ホール）は充足しているか
　　名古屋大学名誉教授　清水裕之氏

・コミュニティ施設としての２つの新しい劇場
　　株式会社久米設計設計本部第4 建築設計室部長兒玉謙一郎氏

・丸亀市民会館・（仮称）みんなの劇場　設計に着手するまでの経緯
　　丸亀市みんなの劇場開館準備室長　松岡弘樹氏

・劇場を未来へと繋げていくための取り組み
　　空間創造研究所代表取締役　米森健二氏

第二部（16:50 ～）

「ITEAC 2023 JAPAN」特別企画。国際的な劇場シーンから今学ぶべきサステナブルな情報とともに、日本が誇る伝統芸能が地域のコミュニティに果たしてきた役割について、日本から世界に発信する特別企画をお届けします。

・「舞台芸術における環境の持続可能性を考える」
　～ヨーロッパにおける現場での取り組みとシアター・グリーン・ブックについて～
　　舞台美術家　大島広子氏

・「国立劇場が担うもの　コミュニティと伝統芸能について」
　　人形浄瑠璃文楽太夫　豊竹呂太夫氏／元国立劇場理事日本芸術文化振興会顧問　織田紘二氏
　　日本劇場技術者連盟理事長　齋藤譲一氏／香山建築研究所所長　長谷川祥久氏

そのほかにも、本拠地ロンドン会場で上映される、日本から提供されたビデオプログラムを現地での公開に先駆け、ダイジェストにて放映します。
また、当日は、ロンドン会場のスタート時間に合わせてインターネット中継をつなぎ、交流を図ります。