2014年3月に竣工した、九州大学の椎木講堂。4階建ての建物は、直径約100メートルの円柱形で、1階から3階を貫くホールには約3,000人が収容可能。大学の講堂としては、最大規模を誇っています。
全席スクールカラーのエンジを基調とした張地を使用。ボルドーに染めた経糸とブラックの緯糸を合わせたワッフル織りです。この織り方により表面にテクスチュアと光沢が生まれ、3,000席ある広い空間全体に遠近感をもたらし、客席のイスをより立体的に際立たせています。
ホールの2・3階部分のベンチシートエリアは、可動式の防音壁を装備。この壁で分割することにより、210人収容可能な大講義室2部屋、140人収容可能な中講義室2部屋、130人収容可能な小講義室1部屋の、計3タイプ・5講義室として利用することが可能です。