燃えるナイター戦!「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」観戦記

2014.06.12
レポート

2009年3月に竣工した、広島市民球場「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」。今年も熱い戦いが広げられています。このスタジアムには、他球場にはないユニークなシートがたくさんあることをご存知でしょうか?

今回は、去る8月の対巨人ナイター戦のレポートと合わせて、マツダスタジアムの魅力をお伝えいたします!
当日は満員御礼。私が座った3塁側の指定席も、老若男女たくさんの野球ファンで溢れていました。

マツダスタジアムのシートの特徴のひとつが、ゆったり座れる大きな座席。前後間隔も広いため、小さなお子様を抱いて座っていらっしゃる方も多く見かけました。

この球場の作りは、メジャーリーグのボールパークをモデルとしており、日本では珍しい左右非対称の作りになっています。また、コンコースを歩きながらどこにいても、常にフィールドの選手が見えるため、球場を1周してみることも、マツダスタジアムの楽しみ方のひとつと言えるでしょう。私も、ぐるりと歩いてみました。

夏休み期間中限定でコンコースを賑わせていたのは、“赤い” 白くま 『赤くまのレットくん』です!猛暑が続く広島に、氷の山と一緒にやって来ました。勿論、子供たちにも大人気です。

サイズは野生の白くまとほぼ同じ大きさ、そして身体は真っ赤ということで、近くで見るとなかなか迫力がありました。
雄大な『赤くまのレットくん』は、更なる高みを目指して戦うカープと共に、いつも上を向いています。

彼は、8月29日まで球場のメインゲート入口付近で、選手たちに、そして来場するファンの方々に残暑を乗り切るエールを送っていたそうです。また来年の夏に会えるでしょうか?


さて、こちらは観戦しながらバーベキューを楽しむことができる「びっくりテラス」です。思わず、次回はここで観戦したい!と思ってしまうのも当たり前、チケットの売り出しと共にあっという間に完売になってしまう程の大人気の席なのです。美味しそうな香りが、コンコースを歩く私の元まで漂っていました。

このテラスからよく見えるのは、2階のパフォーマンスシート。この日は初回から4点先制されたカープでしたが、ラッパや太鼓で選手を鼓舞するカープファンでぎっしりです。

試合は、巨人の先制点に追いつけぬまま、7回裏まで突入しました。しかし、ここから急にカープの連続ヒット!
あっという間に4点を獲得して一気に追いついたことで、諦めムードだった観客席の雰囲気に俄然火がつきました。
しかし巨人も負けていません。

カープが追い抜き、巨人が追いつき、試合は遂に延長戦へ突入。22時を過ぎると、近隣の住民方への配慮として、鳴り物を使用した応援は控えます。両者一歩も譲らぬ試合は、静かなスタジアムの中で異様な熱気を生んでいました。

そして試合の結果は、引き分け。勝敗が決まらなかったことは残念でしたが、大変見ごたえのあるゲームでした。

18時プレイボールから23時近くまでの長丁場でしたが、お尻が痛くなることもなく、快適に過ごすことができました。広島出身の私としては、勝ったときのみ販売されるという「勝鯉(かちこい)ビール」にお目にかかれなかったことが唯一の心残りです。

今回ご紹介した以外にも、マツダスタジアムには他にはない特徴的なシートが多くあります。
快適な観戦は勿論、スタジアムという特別な空間を楽しむための工夫が施されているのです。ぜひ、お気に入りのスペースを探してみてください。

レポーター:広報企画部 M.N

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