2016年6月11日、株式会社ブックエンドより、弊社企画・監修の書籍『学校建築とイス 新しいラーニングスタイルへ』を発行いたします。
本書は、弊社が100周年事業の一環で社内に蓄積された記録写真や資料をアーカイブ化するなかで生まれました。記念すべき最初の家具は、関東大震災直後の1923年、フランク・ロイド・ライトが設計した帝国ホテルの演芸場の客席でした。翌1925年には帝国劇場(設計・横河民輔)のために1,700席を製作し、その経験を経て、1925年に東京帝国大学(現・東京大学) 安田講堂の連結イス1,144席を製作します。これが最初の事例となり、以降100年にわたり、イスの製作を通じて日本の学校建築の現場に関わり続けてきました。 本書には、過去10 年に竣工・改修された事例を中心に、 66 件の学校建築の写真を収録しています。これらはすべて、イスや家具の納品現場の記録として撮影されたものです。 結果的に、地域や種類、設計・施工者の枠を超えて、日本の学校建築における新しいデザイン潮流を俯瞰する貴重な資料となっています。
巻頭言│工藤和美(東洋大学理工学部建築学科教授)東京大学 安田講堂│香山壽夫(東京大学工学部建築学科名誉教授)千葉大学 ゐのはな記念講堂│鹿島大睦(株式会社槇総合計画事務所)四国学院大学 ノトススタジオ│西村和宏(ノトススタジオ芸術監督)文教大学付属中学校・高等学校 LOTUS HALL │井上信次郎(日本設計)工学院大学 総合教育棟│千葉 学(東京大学大学院教授)
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