学生寮のコミュニケーションスペース(ラウンジ)と個室のゆとりを創造するカプセルベッド

2019.01.29
製品特集

スペース効率化に貢献できるカプセルベッド。部屋数を減らすことなくゆとりある部屋を確保でき、学生寮にはぴったりです。ラウンジなどの複数人の学生が集まるコミュニティスペース創造にも貢献できます。学生寮、国際学生寮、集団生活を行う合宿所など、カプセルベッドで個室空間を創造できます。

政府が2020年に達成を目指す「留学生30万人計画」のゴールは目前。2018年年5月1日時点の外国人留学生数は298,980人でした。前年比で約3万2千人増えています。外国人留学生の増加がすると共に、いま、国際学生寮を整備する大学が増えています。

国際学生寮は、母国を離れて学生生活を送る留学生にとって、強い味方。また、遠く離れた国から日本へと子供を送り出す留学生の保護者にとっても安心できる場所です。また、外国人留学生との共同生活を通した異文化体験を目的に入寮する日本人学生もおり、グローバル人材の育成や豊かな学生生活の醸成に貢献することが期待できます。

そんな国際学生寮に欠かせないのが、学生同士が集いコミュニケーションを図ることができる、共有スペースです。

ラウンジやコミュニティスペース、リビングスペースなど呼び名は様々ですが、複数人の学生が集まるために、一定の広い充実したスペースが必要となります。

しかし、その障壁となるのが、敷地面積です。特に首都圏中心部では、限られた土地でいかにスペースを生み出すかということが、切実な問題として立ちはだかります。

「共有のスペースを確保するために、一人あたりの部屋面積を狭くする」

「ラウンジを充実させるために、個室の部屋数を減らす」

従来までは、この方法が一般的でした。

しかし、学生が自分の部屋にゆとりを持ちながら、部屋数も減らすことなく、コミュニケーションを取るための共用空間も確保できる、そんな画期的な手段があるのです。それは、カプセルベッドの導入です。

学生寮の個室面積が狭くなっても、空間にゆとりを持たせるカプセルベッド

「共有のスペースを確保するために、一人あたりの部屋面積を狭くする」(図1参照)

図1

一人あたりの部屋が狭くなる分、敷地内のスペースに余剰が生まれ、共用のスペースを創造することができる一方、個室が狭くなり学生の満足度が下がる可能性があります。余裕のないスペースでは、荷物や家具を置く場所が制限される機能的なデメリットだけでなく、圧迫感やストレスを感じるなど健康な学生生活に支障を来たす場合もあります。

しかし、一人あたりの部屋を狭くした場合でも、カプセルベッドを利用することで、部屋のゆとりを確保することができるのです。(図2参照)

図2

部屋と部屋を仕切る壁の代わりに、カプセルベッドを設置。

2段ベッドのように上下2段のベッドのあるカプセルベッドは、通常はベッドの出入り口が同じ向きを向いていますが、部屋の真ん中に置いて左右交互に出入口を設けることによって、それぞれの部屋から各自のベッドへ入ることができます。

壁ではなくカプセルベッドで部屋を仕切る手法は、カプセルホテルでも実際に多く取り入れられています。

カプセルベッドを導入した場合の個室の使用例(断面図)

イラスト内の左の部屋は、カプセルベッドの上段を利用。右の部屋は、カプセルベッドの下段を利用します。上段ベッドの入り口は左の部屋を向いており、下段ベッドの入り口は右の部屋を向いています。

部屋数を減らすことなく、コミュニティスペースを生み出すカプセルベッド

「ラウンジを充実させるために、個室の部屋数を減らす」(図3参照)

図3

個室の数を削減すれば、削減したスペースに共有のラウンジをつくることはできますが、施設の運営という観点では、入寮できる学生数が減ることは好ましいことではありません。せっかく設けたコミュニケーションの場に集う人数が減ることは、学生同士の交流の機会の損失にも繋がります。

部屋数を減らしたり部屋を窮屈にしたりすることなく、コミュニティスペースを創りたい。そんな問題も、カプセルベッドで解決ができます。(図4参照)

図4

部屋と部屋を仕切る壁の代わりに、カプセルベッドを設置。省スペース化が図れるため、部屋数を減らすことなくコミュニティスペースを創ることができます。

個室面積はやや狭くなりますが、壁で仕切ってそれぞれの部屋に1台ベッドを置く場合に比べ、空間にゆとりを持てる点が、入寮する学生にも学生寮を運営する学校・企業にもメリットがあります。

カプセルベッドって狭くない? 眠れる? 導入コストは?

1979年に世界初のカプセルベッドを製造して以来、安全性と快適性に高い評価を得てきた、コトブキシーティングのカプセルベッド。現在は、カプセルホテルのみならず、消防・警察・病院など24時間スタッフが稼働する勤め先の仮眠室にも採用されています。

カプセルベッド内は、寝返りを打って転がれる幅と、座って本を読んだりストレッチをしたりできる高さを確保しています。マットレスやベッドパッドが上下からの音を吸収し、パネル内の緩衝材が隣からの音を吸って、安眠を促します。

また、建築と設備が一体となったベッドのため、複数の工種が入らずにビルトインができ、工期やコストのメリットも期待できます。本体工事と切り離して発注した場合でも、工事後のビルトインが可能です。

学生寮のカプセルベッドには、メリットがたくさん!

学生同士が交流するためのスペースを生み出しながら、学生ひとりひとりの個室にもゆとりを与え、部屋数の確保にも貢献できるカプセルベッド。国際学生寮など共有ラウンジが求められる施設を中心に、豊かな学生生活づくりの一助を担います。

仮眠室・合宿所・寮へのカプセルベッドの導入については、カプセルベッドサイトにて詳しくご紹介しています。
下記バナーもしくはサイト内「仮眠室・合宿所・寮をご検討の方」ページにて、ぜひご覧ください。

カプセルベッド仮眠室

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