多彩なシートが集まるアリーナ&ドームスポーツだけではなく、ライブ、コンサート、地域イベントにも。

2016.10.02
事例特集

みなさん、ライブやコンサートのマーケットが順調に拡大していること、ご存じでしょうか? その流れに合わせてか、野球やサッカー、バスケットボールなどを行うスポーツ施設では「する」から「観る」への整備を進めることで、エンターテインメント会場としての人気が高まっています。施設の稼働率を上げるために欠かせない「このドームならでは」「このアリーナだからこそ」の設備。コトブキシーティングではそのひとつである、多種多彩な観覧席づくりをお手伝いしています。

01劇場さながらの贅沢さと多様なイベントを可能にする機能を追求

横浜アリーナ

横浜アリーナ
横浜アリーナ
横浜アリーナ
横浜アリーナ
横浜アリーナ
横浜アリーナ
横浜アリーナ
横浜アリーナ
横浜アリーナ
ライブやコンサートなどのエンターテインメント公演を行う多目的ホールとして、高い稼働率を持つ横浜アリーナ。2016年7月、半年におよぶ大規模改修工事を経てリニューアルオープン。
観覧席は横浜アリーナのテーマカラー、ブルーで統一。上階に上がるほど色が濃くなり、グラデーションが波打つ海を感じさせます。
3階に位置する「スイート」は、パリ・オペラ座の劇場イスなどを手掛けるフランスの劇場イスメーカー、キネット・ギャレイ・ルネッサンス製。座面は腰掛けると足が浮いてしまう程ふかふか。背もたれのクッションは3つに分れており、それぞれが肩・背中・腰を支え、体をゆったりと預けることができます。背もたれの裏には、木をあしらいました。劇場イスとしてはメジャーですが、アリーナのイスとしては珍しい仕様です。
「ボックス」「スイート」は眺めも快適。中央の「スイート」2ブロックが、左右4ブロックずつある「ボックス」に挟まれています。
「ボックス」のイスは、「スイート」と同じフランスの劇場イスメーカー、キネット・ギャレイ・ルネッサンス製。背と座には、体をしっかりとサポートしてくれる厚いクッションを。肘掛けは座席ごとに設置されているため、左右を気にすることなく、1席まるごとが自分のスペースに。背中をしっかりと抱いてくれるカーブは、サポート力もばっちりです。
3階から4階にかけて階段状に配置されたスタンド席は、東・西・南・北の4つのブロックに分かれています。座高を見直し、従来のイスよりも高くすることで快適性の向上を図りました。
背もたれの形は人の背中のカーブに沿った立体的な形状。このカーブにより、後ろに座る人の足元スペースも広がっています。張地は、横浜の海をモチーフに波の模様をデザイン。色は1階アリーナ席よりも濃いブルーになっています。
館内のサイン表示が見直され、イスのナンバープレートにも反映されました。後部通路からでも席を探しやすいプレート位置と視認性の高いフォントが特徴です。
イベントに合わせてレイアウトを自在に変更できる横浜アリーナを支えるのが、1階アリーナ席。ステージの設営場所によって、座席数や位置を変更できる可動式。全て収納すれば平土間の展示会会場としても利用可能です。

02スポーツからコンサートまで。屋内多目的ドームでエンタメを堪能!

東京ドーム

東京ドーム
東京ドーム
東京ドーム
東京ドーム
東京ドーム
2016年に内野一般席に導入された新しいシート。色はこれまでのカラーを踏襲してブルーに。座裏に席番号がしっかりと表記されているため、前から席を探すことも簡単。
内野一般席のシートには、ニット素材が使用されたパッドを装着。背もたれは、すっぽりと背中を包み込むようにカーブを描いた形状になり、さらにサポート力を追求して背もたれが高くなりました。
内野一般席の後ろに並ぶ、巨人戦時にチャンピオンシートと呼ばれるシート。イスの座面は、膝裏に当たる部分が細く薄い形状。 脚を引いたときのスペースが広くなり、ライブイベントの盛り上がりでも安全面に貢献。もちろん、立ち座りがしやすくなったことに加え、荷物スペースの拡張にも繋がっています。背中は、人間工学に沿った三次元曲面仕様で座り心地を追求。彩りにオレンジ色のステッチを添えています。
バックネット裏で一際存在感を放つダイヤモンドボックス(巨人戦での名称)。開業時から記者席として使用されてきた場所に設けられました。
シネマコンプレックスでトレンドの仕様・肘掛けへのトレイ設置をドームのイスにも装備しました。座面の幅も広く取っており、ふかふかの背もたれと合わせてゆったりと鑑賞することができるイスです。また、1席ごとにコンセントを装備してあり、端末機器の充電が可能。写真撮影時にバッテリー切れとなる心配もありません。タブレット端末も設置。チャンピオンシートと同じく、オレンジ色のステッチをあしらいました。

03東北の活力を創造へ! 移動観覧席で、様々なイベントを可能に

ゼビオアリーナ仙台

ゼビオアリーナ仙台
ゼビオアリーナ仙台
ゼビオアリーナ仙台
ゼビオアリーナ仙台
ゼビオアリーナ仙台
ゼビオアリーナ仙台
ゼビオアリーナ仙台
ゼビオアリーナ仙台
2階の観覧席は、背と座が一体となったワンピースタイプのイス。限られたスペースの中でも、スポーツ観戦に必須のドリンクホルダーの設置は忘れていません。イスに吊り下げるタイプが採用されました。
赤いレザーが華やかなVIP席のイスはシネコンにて多く利用されている映画館用のイス。張地を鮮やかな色にすることで、座席の差別化を図っています。
3階の観覧席は、背と座が分かれたツーピースタイプのイスです。肘と一体化したカップホルダーを設置。背もたれの曲線がしっかりと背中をホールドしてくれます。
コートサイドから1階席、2階席、3階席へと試合の興奮を途切れることなく繋ぐ移動観覧席。もちろん、試合に応じて展開・収納が可能です。
階段状の観覧席は、見やすさを確保するだけでなく、1階席・2階席を結ぶ橋渡しの効果も。観覧席の一体感づくりに大きく貢献しています。
1階の移動観覧席から2階席へと、通路も繋げることができます。張地のある1階移動観覧席イスと、高密度ポリエチレンの2階席BLMシート。素材が違っても、カラーの統一で一体感を創出しています。
地元である太白区の区民綱引き大会の様子。震災後の復興シンボルとして誕生したアリーナが、老若男女問わず賑わった瞬間です。移動観覧席は、コートサイドに最も近く見やすい席としてこの日も人気でした。
1階の移動観覧席を収納すれば、ライブパフォーマンス会場に大変身! ※本画像はイメージCGです

04バラエティに富んだシートで、個性あふれる楽しみ方を提供

ナゴヤドーム

ナゴヤドーム
ナゴヤドーム
ナゴヤドーム
ナゴヤドーム
ナゴヤドーム
ナゴヤドーム
ナゴヤドーム
ナゴヤドーム
ナゴヤドームの観覧席は、太陽の光が深海に差し込む様子を鮮やかなグラデーションで表現。イスの種類はもちろん、カラーバリエーションをつけることで空間全体に華やぎをもたらします。
バックネット裏の「ダイヤモンドシート」は、ドーム全体を一望できる特等席。背もたれの高さは劇場のイスと同等。レザー張地のクッションシートは汚れにも強い仕様です。イスの背部分には傘ホルダーとカップホルダーを装備。雨の日は傘の置き場には困りがちな屋外ドームでのこの仕様は、スポーツ観戦のお客様にも、ライブ鑑賞のお客様にも好評をいただいています。
2016年に設置されたフィールドシートはファウルゾーンに新設。野球観戦時は選手と同じ目線で観戦可能なシートです。アーティストライブやコンサートでの開放感も楽しみです。
見やすさを考慮して通常のイスよりも座面高が低めになっており、前のイスとの間隔も広いため、ゆったりと座ることができます。収納式のメモ台は、飲食時にも便利です。背部分には、荷物用のネットと傘ホルダーを設置。雨の日の傘の置き場にも困りません。贅沢な気分を演出するレザー仕様と人間工学に基づいた背もたれのカーブで、快適な座り心地を提供しています。
カップルで、友人同士で、親子で、仲良く座れる「でら楽ペアシート」。一般席の3席分のスペースを使っています。クッションがセットされているので、座り心地も一般席よりランクアップ。
中日ドラゴンズのマスコットキャラクター好きにはたまらない、「ドアラ・テラスシート」。設置されたテーブルには、ドアラからのメッセージや手形が隠れているかも?席を仕切る肘掛けは上下に動くため、ソファのように広々と使用することも可能です。
3人席・4人席・5人席の3タイプがある「バラエティテラスシート」。テラスによって様々な種類のイスが納まっており、こちらは劇場イスタイプと1本脚タイプの合計5席。
「バラエティテラスシート」のカウンタータイプ。弧を描くようにしてイスがカウンターを取り囲んでおり、バーに来たような気分で野球観戦を楽しむことができます。

※この記事は、過去に掲載した納入事例記事をテーマごとにご紹介しています。

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