東北が元気!ゼビオアリーナ仙台1周年記念イベント「SPORTS FESTIVAL 2013」

2014.06.12
レポート

ゼビオアリーナ仙台1周年記念イベント 「SPORTS FESTIVAL 2013」が開催! 屋内外で様々なイベント・スポーツが催され、快晴の中、ファミリーを中心に多くの老若男女が集い賑わいを見せていました。

ゼビオアリーナ仙台1周年記念イベント 「SPORTS FESTIVAL 2013」(10/11〜11/14開催)に参加してきました!

屋内外で様々なイベントが催され、快晴の中、ファミリーを中心に多くの老若男女が集い賑わいを見せていました。

ここ仙台は、3.11の東日本大震災で大きな打撃を受けた場所のひとつ。

 

ゼビオアリーナ仙台も、建設計画中に震災に会い、続行を悩んだとも言います。しかし、実行に踏み切った大きな要因は、「”復興のシンボル”になれるのではないか?」との考えに至ったため。スポーツやコンサートを見て、楽しんで……。そんな、元気の源になりたい、という強い意志のもと、この施設は出来上がったのです。そのため、この1周年記念はとても感慨深いものが感じられました。

会場には、芋煮会や飲食コーナー、フリーマーケットなどもあり、気軽に訪れ寛ぎながら、スポーツを見たり体験したり出来るようになっていました。

到着してまず目に飛び込んできたのは、先着500食無料配布の芋煮。初秋の少し空気が冷たく感じ始める季節にうってつけの、暖かいお出迎えで、既に行列ができていました。大きなお鍋はイベント感を盛り上げてくれます。
仙台は味噌仕立ての芋煮なんですね。もちろん、私もちゃんと頂きました! あつあつでとても美味しく、心も体もほっこりしました。


会場の入口付近には、地元の農産物などを販売するコーナーもあります。
注目していただきたいのが、この「里芋の姿」!
農家の方が、こんなのは珍しいから皆に見ていただこう、とわざわざ畑から掘り起こして、このイベントのために持って来てくださったものだそうです。
親イモ、子イモ、孫イモ、ひ孫イモ……。こんな繁栄にあやかりたい、というもの!


ここでも「仙台の元気」と「ありがとう」を伝えようとしている地元の方々の熱い思いを感じます。

こちらは子ども向けのスポーツ体験広場。
テニス、ブレイブボード、ホビーバイク、電動自転車、バスケキッズエリア、キックターゲットなどなど。
指導員にレッスンも受けられたり、係のお姉さんにやり方を教わりながら遊びに夢中になったり、大人が子どもを支えることで、のびのびと遊べる環境となっていました。
子どもたちはみんな楽しそうで、見ていてとても微笑ましい。こういう笑顔から元気をもらいますね。

「3×3」をご覧になったことがありますか?
横 15m×縦 11mのコート、10分の1ピリオドで行われるゲーム、タイムアウトは1回のみ(30秒)、というルールで、スピーディーな展開が楽しめる試合を指します。
コートも5人制バスケットボールとは違って小さいため、ゴールさえあればどこでも誰でも楽しめる、気軽にプレイできる新しいバスケットボールのスタイルなのです。FIBA(国際バスケットボール連盟)では、2020年オリンピックまでに公式種目にすべく取り組んでいるそうです!
そんな注目の「3×3」。試合を間近で観戦できるのも魅力のひとつ。至近距離での試合のスピード感や選手の迫力、ハラハラドキドキも倍増です。
特に選手のジャンプ力の高さにはビックリ。汗が飛び散り、荒い息使いも会話も聞こえます。更に、プレイの実況や音楽と融合した楽しさも見所です。
この日の決勝で、男子の部優勝は「KIM」、女子の部優勝は「GYMRATS 」。FINAL STAGEの活躍に期待です!

さあ、夕方からはアリーナにて NECロレッドロケッツ VS. 仙台ベルフィールのバレーボール試合が始まります。

アリーナでは鮮やかなピンクのリボンLEDが大活躍中。ピンクは仙台ベルフィーユのチームカラー。対戦するNECレッドロケッツのチームカラーの赤と交互に展開され、アリーナを賑やかに彩りながら、観客を待っています。
他にも、スパイクが決まると「NICE SPIKE !」、ブロックが決まると「NICE BLOCK !」の文字が登場。これら以外にも様々なバリーエションがあり、客席のテンションと共に、コート内の士気も上がっていきます。

このアリーナでは、1階席が移動観覧席になっていて、コートまでの距離がとても近いことが特徴です。プレー中はもちろん、タイムアウトの際には選手の表情まではっきりわかる程です。
各座席にはカップホルダーもついています。飲み物を持ちながら応援、という苦労をしなくても大丈夫。


客席内を回ってみると、ベビーカーを傍らに観戦している方もいらっしゃいました。

客席内を回ってみると、ベビーカーを傍らに観戦している方もいらっしゃいました。
本日はイベント開催のため、全席が無料。訪れていた方々が、それぞれ思い思いのスタイルで試合を楽しんでいたことが、とても印象的でした。
試合は、地元の仙台ベルフィールが残念ながら負けてしまいましたが、力強い応援は試合後のインタビューまで続いていました。


熱気渦巻く試合も終わり、アリーナの外に出てみると、秋の空はもう真っ暗!

今年のプロ野球は、仙台を本拠地とする楽天ゴールデンイーグルスが日本一となりました。その原動力には、東北の人々への強い思いがあったことと思います。ゼビオアリーナ仙台のある太白区は、津波の被害からは免れていますが、この地区には仙台最大規模の仮設住宅があります。この地域に住む多くの方々が、楽天ゴールデンイーグルスを熱心に応援する中で、元気付けられている姿も、テレビの報道などでよく目にしました。今回のイベントでも楽しく過ごされた方も多いのではないでしょうか。
この場所が、「震災復興のシンボル」として益々賑わい、仙台、東北の方々が真に元気になることを願っています。

レポーター:広報企画部 H.K

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