産婦人科をはじめとした医療施設が充実した、香月メディカルビル
2018年5月、広島市中区三川町に地上9階・地下1階建の「香月メディカルビル」が完成しました。1970年に西区で開業した香月産婦人科医院が、市内中心部である中区に進出。ビル内には、産科・婦人科だけでなく、小児科・皮膚科・消化器内科・呼吸器アレルギー内科・メンタルクリニック・眼科も併設されており、医療の充実を図っています。
また、保育施設やカフェレストラン、子供たちが遊ぶスペースも充実。訪れた患者だけでなくその家族も便利に利用できる、複合型の新しい医療ビルです。
開放的な多目的スタジオは、体操教室からパーティー、講義まで幅広く活用
ビルの最上階には、開放的なテラスに面した多目的スタジオが設けられています。
コトブキシーティングはこのスタジオに、移動観覧席12席と、スタッキングチェア6席分を納入しました。どちらのイスも、座と背もたれに備えたウレタンフォームのクッションを、赤い張地で張包みました。シンプルな見た目ですが、丈夫であることはもちろん、体圧分散性による座り心地などが綿密に計算されたロングセラーの製品です。
電動で収納・展開ができる移動観覧席は、収納方式が様々ですが、香月メディカルビルには壁面収納タイプの製品が選ばれました。リモコンのボタンひとつでイスが折りたたまれ、壁の中に収納され、壁面と一体化します。壁からの出っ張りが生まれないため、空間がすっきりと見えるだけでなく、客席の角に身体をぶつけたりする事故の心配もありません。
全席を収納して生まれるフラットな空間は、入院中の軽運動の場として、また子供たちの体操教室として日々利用されています。竣工を記念した完成披露会では、窓を開けテラススペースと繋げ、立食パーティーも行われました。
日差しの入る明るいスタジオですが、プロジェクターとスクリーン、遮光カーテンも備わっているため、全18席のアットホームなホールとしても活用できます。ビデオ上映を通して妊娠・出産の知識や情報を提供したり、パパママ学級を開催したり、充実した設備による多目的な利用が想定されています。
香月メディカルビルの産婦人科では、2018年6月から出産を受け付けています。全国の都道府県の中でも、出生率や婚姻率が高い広島県。これからもこの施設でたくさんの命が生まれ、育まれていくことが期待されています。