高知みらい科学館
プラネタリウム

2018.11.15
プラネタリウム

施設説明

複合施設「オーテピア」が2018年7月オープン

2018年7月24日、高知県高知市に、図書館・点字図書館・科学館の複合施設「オーテピア」がオープンしました。高知市追手筋の追手前小学校跡地に建てられた、注目の新施設です。

施設5階の「高知みらい科学館」には、さまざまな科学を体験できる展示やコンテンツが充実しています。展示室は「高知の自然と生きものゾーン」「宇宙・地球・科学体験ゾーン」「高知の科学・ものづくりゾーン」の三つのゾーンに分かれており、自然や生きもの、宇宙、地球などについて、親子で楽しく学ぶことができます。

高知県民待望のプラネタリウムは、新型投映機を備えた82席

科学館入り口正面にあるのは、高知県民待望のプラネタリウム。県内最後のプラネタリウムが閉館して以来、約40年ぶりの誕生です。直径12メートルのドームには、株式会社五藤光学研究所によって、新型プラネタリウム「オルフェウス」と、全天周デジタル映像システム「バーチャリウムX」を融合した「オルフェウス・ハイブリッド」が導入されました。肉眼で見ることのできる約9,500 個の主恒星と天の川を約800万個の星で再現し街中の星空から宇宙空間で見る星空までも映し出します。オーテピアから仰いだ昼の空がだんだんと星空になる様子や、観客が高知の上空や宇宙に飛び出していくような体験ができる映像も公開しています。

プラネタリウム空間へ溶け込むように並んでいるのが、82席のプラネタリウム専用シートです。シートに張られたダークトーンのブルーのテキスタイルは、床のカーペットとよく馴染み、白い天井スクリーンの存在感を引き立てています。

シートの座には、型崩れに強いモールドウレタンと、体圧を均等に分散する耐久性に優れた金属製の波形スプリングを使用。コトブキシーティングが長年培った技術により生み出した、身体への負担を最も軽減する特別な形状で、リラックスできる座り心地を創出します。

子どもにも優しい、快適で清潔なユニバーサルデザイン

全てのシートには、リクライニング機能が搭載されています。着席した状態で座の右側にあるレバーを引くと、スクリーンを見やすいように綿密に設計した角度へ背が倒れます。レバーは軽い力でスライドできるため、子どもでも無理なく扱うことができます。離席した時には、背が自動的に起き上がってロックされるため、着席していない子どもが無暗に背を動かして怪我をすることを防止します。

操作性や安全性だけでなく、丈夫さや清潔さも重視しました。通行者や後ろの席の人が誤って背もたれを蹴って汚れたり破損したりしないよう、背もたれの裏側を合成樹脂で構成。サッと拭くだけで汚れも取れる、丈夫な仕様です。また、誤って座面の張地を汚してしまった時でも手早く掃除できるよう、座にはカバー張替機能を付けました。万が一の事態でも、投映と投映の合間に対応できるため、常にシートを清潔に保てます。

家族連れの訪問だけでなく、校外学習の会場として県内各地から生徒たちが集まる高知みらい科学館。大人も子どもも一緒になって、高知の満天の星空を眺めませんか。

居室データ

所在地
780-0842 高知県高知市追手筋2-1-1オーテピア5F 地図
施主
高知県
設計
佐藤総合計画・ライト岡田設計業務共同企業体
オープン
2018年7月
席数
82
施工
大成・ミタニ・有生特定建設工事共同企業体
元請
株式会社五藤光学研究所
関連リンク
  • 高知みらい科学館 webサイト
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