千葉ポートシアター

2018.12.20
劇場・コンサートホール

施設説明

千葉港地区のランドマーク施設内の新名所の誕生

「千葉ポートスクエア」は、インバウンドと地域生活の融合、モノ消費とコト消費の融合をテーマに掲げた、千葉港地区を代表するランドマーク施設です。商業施設、オフィス、ホテル、アリーナの四つのエリアから成り、1993年のオープン以来、多くの市民や観光客で賑わいをみせてきました。

2017年12月、ラオックス株式会社による五つ目のエリア「千葉ポートサークル」がグランドオープンしました。エリア内に設けられたのが新たな劇場「千葉ポートシアター」です。

臨場感あふれる劇場空間、千葉ポートシアター

千葉ポートシアターは、臨場感あふれるコンパクトな劇場です。客席には、どこの席からも舞台が見やすく、迫力を感じられるポイントが散りばめられています。

一つ目は、客席の大きな勾配です。一段当たりの段差が大きいため、前に座った観客の頭で視界を遮られる心配が少なく、小柄な人でも安心して座ることができます。そして、後列に座っても舞台全体がしっかり見えるため舞台を近く感じ、没入感にひたることができます。また、舞台の見やすさは、背もたれの角度にも理由があります。イス全体に身体を預けてゆったりと楽しむコンサートホールとは異なり、前のめりになって目の前で繰り広げられるパフォーマンスから目が離せない劇場であるため、通常の劇場イスよりも背もたれの角度を垂直に近づけることで、舞台を見下ろす鑑賞姿勢をサポートしているのです。

二つ目は、舞台の高さです。通常は、最前列の前方に1段高いステージが設けられますが、千葉ポートシアターは客席の床の延長がそのまま舞台になっています。舞台が客席と同じ高さにあることによって、劇場全体が舞台であり客席でもあるような雰囲気が生まれました。どの席に座っても、手が届きそうなほど舞台が近く、迫力のある舞台鑑賞ができる劇場空間となっています。

客席のイスはスリムでシンプルなデザイン

客席に導入したSTS-920シリーズのイスは、通常の劇場イスとは見た目の印象も座り心地も異なります。

最も大きな違いは、イス全体のボリュームです。大ぶりで豪華な印象をもたらす通常の劇場イスとは異なり、シンプルですっきりとしたデザインです。離席時のイスの全体奥行きが305ミリメールとコンパクトなため、前列との間の通路寸法を広く確保できます。着席時のイスの全体奥行きも、通常より70ミリメートルほどコンパクトになっています。そのため、人が着席したまま前を通り抜けることもスムーズです。背と座のスリムな成型合板には、たっぷりとウレタンを張り包んだパッドを取り付け、快適な座り心地を確保しました。短い肘当ては、隣席との仕切りとしても役立ちます。

イスのカラーは、ブラックスボックスの劇場空間に溶け込む黒とグレーで統一しました。背・座・側パネルの黒い木部の堅い印象を、グレーの張地が和らげます。

現在は『ギア-GEAR-』East Versionを公演中。京都で2012年からロングラン公演を行ない、19万人以上の動員数を誇るノンバーバルパフォーマンスが首都圏初進出。年齢、国籍を問わず、多くの人が訪れる千葉の新たなスポットとして注目を集めています。

居室データ

所在地
260-0025 千葉県千葉市中央区問屋町1-35 千葉ポートスクエア内 地図
施主
ラオックス株式会社
オープン
2017年12月
席数
216
関連リンク
  • 千葉ポートサークル webサイト