歯科大学から地域と共生する総合大学へ
朝日大学は、1971年に岐阜歯科大学として設立されました。その後、経営学部を開設したことを機に、朝日大学へと改名。現在は歯学部・経営学部・法学部・保健医療学部の4学部で約2500人の学生たちが勉学に励んでいます。
近年では、株式会社十六銀行との産学連携に関する協定を締結するなど、地域社会・地域企業と共に、新しい取組みも積極的に行っています。キャンパス内には附属病院も併設した、地域に開かれた大学です。
2017年4月、「保健医療学部 健康スポーツ科学科」の開設に伴い、5号館6号館の講義室リニューアルが決まりました。
学生生活最初の授業が行われる大講義室
多彩な講義室が集まった大学の中心的な建物、6号館。その最上階に設けられた6201講義室には、519席の机イスが並んでいます。
毎年、入学式を終えた新入生は、この場所で最初の講義を受けます。講義では、学長自らが創立者の「夢」や、岐阜の地に大学を開設した経緯などに触れ、建学の精神を説きます。学生たちは、「国際未来社会を切り開く社会性、創造性、そして人類普遍の人間的知性に富む人間」を目指す道標を得るのです。
その他にも、大勢の学生が受ける必修科目教養科目などの日常の講義や勉強会、学外の講演会、シンポジウムなど、多様な催し物に活用される大講義室です。
明るく機能的な講義室へリニューアル
6201講義室は舞台を取り囲むような円弧配置。全ての列に段差のある階段教室のため、どの席からも見やすく、臨場感ある講義を行うことができます。2017年3月に行ったリニューアルでは、白とライトグレーを基調とした内装と、天然木をふんだんに使った講義用の机とイスを導入し、明るく柔らかな雰囲気に生まれ変わりました。
リニューアルにあたっては、学生にとってより快適な講義室にすることを目標として掲げました。
そのために、まずは掛け人数を6~10人掛けから3~4人掛けに削減。これにより、通路から席への移動距離が短くなり、席に着きやすくなりました。次に、イスタイプを変更。新しく導入したイスは、席が1席ずつ独立したタイプです。このイスは、後ろの机と席が一体となっていた従来の製品と比べて、隣や前後に座っている人の振動が気になりづらいメリットがあります。机の天板下に設置した荷物用フックや、各席に設けた電源により、機能性もアップしました。