仙台市宮城野区文化センターが、2011年の東日本大震災の苦難を乗り越え、復興の第一歩として10月1日にオープンしました。「デザインウィーク in せんだい2012」主催の「第9回街中グッドデザイン展」で大賞を受賞し、早くも地域の拠点として存在感を高めています。建設前の基本構想の段階から多くのワークショップが行われ、徹底した利用者目線で施設計画が行われました。最大の特徴は、市民にとって使いやすい規模の2つのホール。音楽用のパトナホール（384席）と演劇用のパトナシアター（198席）、そして、宮城野区中央市民センター、宮城野区情報センター、宮城野図書館、原町児童館も併設された複合施設です。
コトブキシーティングでは、パトナホールの劇場イス（空調イス）、パトナシアターの移動観覧席（ロールバックチェアースタンド）、体育館の壁面収納式電動ステージを納入しました。音楽用のパトナホールは、イスの背の吹出口から空調された空気が吹き出される「空調イス」を採用。天井の高い空間に配慮した、ロスが少なく快適な設計です。
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