仕切る、区切る、映す、防ぐ…
電動式の間仕切「SIKIRUTO(シキルト)」が作り出す新しい空間の形
体育館やアリーナ、劇場・ホール等の屋内大空間に多様な形、利用法を提供する大型電動間仕切「SIKIRUTO(シキルト)」。空間を素早く簡単に分割し、優れた機能性と安全性、美しい外観により、スペースの有効活用を可能にします。
製品情報
短時間で多様なレイアウトを提供
SIKIRUTOは3タイプの巻き取り方式を採用。どのタイプも短時間で展開・収納することができ、電動式のため、女性ひとりでも操作が可能です。
さらに、複数のSIKIRUTOを使用することで、様々なレイアウトを実現。効率的かつ多目的に空間を利用できます。
SIKIRUTOいろいろ 8つのメリット
大きな空間にありがちな悩みを、仕切ることでスッキリ解決。SIKIRUTOには、施設の運営者にも、利用者にもうれしいメリットがあります。
従来の防球ネットに比べ、さまざまな場面で活用いただけるSIKIRUTOのメリットをご紹介します。
1.仕切ると...楽ラク

使用時の「展開」も、使用後の「収納」も、リモコンで楽ラク操作。短時間で完了します。
2.仕切ると...安全

競技で外れた球を確実にブロックし、他の利用者の安全をキープ。
従来の防球ネットに比べ、SIKIRUTOは「面」で衝撃を受けることによって、たわみを圧倒的に軽減します。
3.仕切ると...多用途

ひとつの空間を分割して複数の会場を生み出します。異種目の競技、スポーツと講演など、まったく別の使い方をひとつの空間で同時に実現。
公演・イベントの内容に合わせた、施設の柔軟な活用にその真価を発揮します。
4.仕切ると...集中

視界はもちろん、ある程度の音も遮断。
違う種類の催しが互いに干渉し合うことなく開催できるため、周りを気にせず、集中力を高められます。
5.仕切ると...避難所

プライバシーを確保し、災害時の避難所や防災拠点としても活用できる空間に。
6.仕切らない時は...省スペース

不使用時は天井部分に収納。余計な場所をとらず、元の空間の広さをそのまま保てます。
7.仕切ると...リノベーション

既存の施設でも、欲しい空間に後から取りつけが可能。利用者の満足度をより高められます。
8.仕切ると...スクリーン

シートに映像を投影し、大型のスクリーンとして活用することができます。講演会などの発表の場の他、試写会やライブビューイング、大規模イベント会場としての役割も果たします。
SIKIRUTO活用シーン
学校の体育館でSIKIRUTO
たくさんの授業や部活、行事が繰り広げられる「学校の体育館」で、SIKIRUTOをどのように活用できるか、シーン別にご紹介します。
1.体格差のある生徒を安全に分けられる

体格差が大きい学年の授業が重なっても、活動スペースをしっかり仕切れます。お互いにケガの心配もなく、のびのびと安全に活動できます。
2.時間ごとに間取りを変えられる

フルスペースで授業をした後に、放課後のクラブ活動に向けて分割、というように、活動時間や内容にあわせて柔軟に間取りを変えられます。
3.式典も懇親会も並行して開催できる

式典とその懇親会など、2つ以上の会場が必要なイベントも、ひとつの空間を仕切ることで同時に開催可能。会場間の行き来もスムーズです。
4.複数のクラスで同時に利用できる

雨天でグラウンドが使えない場合でも、一つの体育館で複数のクラスやクラブが同時に、別々に活動。授業や練習に遅れが出ません。
公共の体育館でSIKIRUTO
社会の変化とともに、地域の体育館や公民館に求められる役割も多様化しています。SIKIRUTOを活用することで、より施設をフレキシブルに活用することができます。
1.世代差のある利用者を安全に分けられる

体格や世代が全く異なるグループの利用が重なっても、しっかり仕切ることでぶつかるなどの事故を防ぎ、安心して活動できます。
2.目的が違ってもストレスなく利用

目的や使い方の異なるグループ同士が隣りあっても、利用する区間を仕切ることでトラブルを防止。お互いにストレスなく活動できます。
3.地域住民へのサービス向上

必要最低限のスペースを提供できることにより、少人数クループへの貸出も柔軟に。地域の人々にとってより使いやすく、開かれた施設にできます。
4.提供スペースを区切って省エネ
少人数での利用など、広いスペースを必要としない場合は、空間の一部だけを仕切って提供することにより、使う照明や空調をセーブできます。
SIKIRUTOラインナップ
FOLD-UP
多くの体育館で使われているスタンダードシリーズ。


蛇腹状にシートをたくし上げる最もシンプルな機構のSIKIRUTO。物理的・視覚的に空間を分割するのに十分な機能を持ったロープライスモデルです。シート下部から蛇腹状に折りたたみながら収納するたくし上げ方式は、機構的に最もシンプルで、安定かつ安全な運用が可能です。カスタムグラフィックやメッシュ素材との複合使用も可能なので、施設の用途に合わせたカスタマイズが可能。米国での納入実績が最も多いポピュラーな製品です。
CENTER-ROLL
展開・収納がすばやく、収納時もキレイ。


製品中央のセンターバーで、中央部分から巻き上げるユニークなシステムのSIKIRUTO。このディバイディングシステムは、シートの端から巻き取るタイプに比べ、巻き取る距離が半分になることで、設置・展開・収納時間を大幅に短縮。安定性、安全性も優れています。また、革新的なセンターロールデザインは、シートにより高い張りをあたえ、美しい外観をも実現しました。もちろん、カスタムグラフィックやメッシュ素材との複合使用も可能です。
センターロールを境にしてシート下部の幅を変更することで、壁側に通路を確保することもできます。

FOLD-UP-W
空間と音を遮断。しっかり仕切れる二重構造。


2重構造で、視線をより効果的に遮るダブルタイプのSIKIRUTO。蛇腹状にマットをたくし上げるフォールドアップ式で上方に格納します。電動でスムーズに展開・収納ができるだけでなく、収納用のスペースが不要のため、空間を効率的に使うことが可能になります。両面ポリエステル繊維で補強した2重構造のPVCマットは、引き裂きに強く、難燃性の素材を使用しています。このPVCマットの二重構造により、SIKIRUTO内の空気層が音や熱を遮断します。衝撃耐性もあり、たわみにくいのが特徴です。
技術資料/メンテナンス体制
構成要素
大きなシートをスムーズに操作するため、機能性と安全性に配慮した構造です。

※展開時のシートと床のクリアランスは30mm程度としています。
(卓球のボールが通過しない事を目安としています。)
製品部位
①シート:SIKIRUTOの大部分を占めるポリエステル素材の布
②モーター:シートを展開・収納させる動力源
③ラインシャフト:間口方向全体に通しているパイプ状の回転軸
④ケーブル巻取りリール:乱巻きを防止する円盤状のリール
⑤上部サポートバー&アジャスター:シート全体を支える部材
⑥巻き上げケーブル:シートの上から下まで貫通させたケーブルでシートをたくしあげる機能。ケーブルは被覆されており安全性に配慮
⑦下部サポートバー:展開時のシートのたわみをなくす部材
建物への取り付け
ディバイディングカーテンは新築の建物ばかりではなく、既存建物への取り付けも可能です。
新築の場合
あらかじめ取付け可能な下地金物を建築側でご準備いただきます。また、取付面の高さによりメンテンナンスデッキ(キャットウォーク)を設けることをおすすめいたします。
既存建物の場合
弊社にて天井面を現地確認させていただき、取付方法を検討します。なお、建築側でディバイディングカーテンを設置に耐えうる強度を有するか、確認が必要です。
荷重(FOLD-UPの場合)
ディバイディングカーテンの取り付けによる建築側への荷重は、取付面1ヵ所当り50~60㎏程度となります。(取付面数はカーテンのサイズや種類により異なります)
配線工事
ディバイディングカーテン工事には制御盤を含む二次側の露出配管、配線工事は含まれます。制御盤内への一次側電源、及び、信号線の配管と配線対応は別途ご用意ください。(詳細は打合せによるご相談となります)
建築下地への取付例(FOLD-UPの場合)
取付用の下地金物(製品とは別途)に、ディバイディングカーテンのフレームを取付けます。
※DV-KFUの場合

独自システムによる優れた安全性
駆動装置自身のブレーキ機能に加え、シートに急激な落下が発生した場合に備え、メカ機構による自動感知式の安全ロック装置(車のシートベルトの様なロック装置)を全機種に設定しています。また、巻き上げケーブルが乱巻きしないよう、円盤状のリールを採用しています。※写真はすべてDV-KFUです

落下防止装置と乱巻き防止対策

駆動装置
カスタムグラフィックによる多彩な演出

高品質デジタル印刷によるグラフィック塗装に対応。ロゴマークやマスコットキャラクター、団体名、スポンサー名など、ご希望の図案を自由にレイアウトすることが可能です。
メンテナンス・保守点検体制
納入後はコトブキシーティングとメンテナンス専門のグループ企業である、K S S 株式会社が修繕や補修に関して迅速に対応しますので、末永く安心してお使いいただけます。また、保守点検契約(有償)により、専門スタッフが年1回の点検・検査を実施いたします。
お客様の声
授業のやりやすさが違います


駿河台大学
スポーツ科学部講師
鈴木慶子氏
SIKIRUTOの一番のメリットは、教場が完全に二つに分けられることです。透け感のあるメッシュの割合が広いわりに、隣の授業の音は意外と気になりません。
視界が遮られることで、隣で音楽を鳴らしても見えないので学生の集中力が途切れることはない。私は授業で音楽を流すことが多いのですが、音楽が鳴ると学生がチラっと見たりします。このとき、視界が遮られているというのがとても重要なのです。
昨今は密にならないことが求められるので、急な雨の時も体育館で授業をしている先生に許可をとるだけで半分ずつ使うことができます。間仕切りがあることで、授業のやりやすさが全然違いますね。
インタビュー全文は
こちら。
生徒たちが練習に集中できます
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中村学園女子中学校
中村学園女子高等学校
体育科 新体操部監督
荒木真麻氏
以前は防球ネットを使用しておりましたが、新体操は空中に手具を高く投げる練習をするため、ネットの上部や網目を通り抜けたり引っかかったりすることがよくありました。SIKIRUTOがあると飛んでいかないので本当にありがたいです。また、以前は手動操作だったのに対して今ではボタン1個で操作できるので、すごく楽になったと思います。
間仕切りがあることで、生徒たちも練習に集中できている気がします。以前他の部活動と一緒に体育館を使っているときは、頑張っている友達のことが気になるのか、集中力が途切れたときに他の部の練習をボーッと見てしまうことがありました。その点では見えなくなったことは大きいと思います。
インタビュー全文は
こちら。
活動する生徒の安心感につながります


学校法人 渋谷教育学園
渋谷教育学園渋谷中学高等学校
校長 高際伊都子氏(写真右)
事務長 河元保之氏(写真左)
最初は生徒たちも少しびっくりしていましたが、すぐにその便利さに慣れたようです。防球ネットのように床にネットが溜まっていないので、コートが最大限広く使えるのが良いと聞いています。例えばバドミントン部の生徒は、シャトルを打つためにコートラインのギリギリまで下がるので、足元にネットがあるとライン際のシャトルが取りにくかったそうです。それが気にせず下がれるので喜んでいますね。
また足を取られないのはもちろん、反対側があまり見えないので自分たちの活動に集中しやすい、と言った声も出ており、導入して良かったと感じています。
防球ネットに比べると、活動する生徒の安心感は大きいようですね。例えばボールが当たったときも、反対側に飛び出るのがかなり抑えられますし、人がぶつかったときも柔らかいので衝撃が少なく済みます。また防球ネットだと、人がぶつかると反対側に倒れてしまう可能性がありますが、SIKIRUTOだと身体も止まるので、安全性は非常に高くなったと思います。
インタビュー全文は
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Q&A