渋谷教育学園渋谷中学高等学校
第2体育館

2024.04.05
体育館・アリーナ

施設説明

時代に合わせたリニューアルで、最良の教育をサポート

渋谷教育学園渋谷中学高等学校は、国内、海外の難関大学に多くの合格者を輩出している、男女共学の中高一貫校です。
渋谷駅前の喧騒から少し離れた場所に位置する校舎は、進化する学習スタイルや経過年数に合わせて随時リニューアルが行われております。2023年4月には、第2体育館へ大型電動間仕切りを設置しました。体育の授業や部活動をはじめ、全校生徒が集まる行事にも活用される、稼働率の高い第2体育館。建築工事による下地づくりを含め、約1か月間の工事でした。

生徒の安全を確保するためにSIKIRUTOを導入

渋谷中学高等学校のキャンパス内には、二つの体育館があります。最も大きい体育館である第2体育館は、普段は中央で分離し、別々の体育の授業や、異なる部活動で同時に使用していました。今までは分離するものとして一般的な網目状の防球ネットが使われていましたが、生徒が活動中に床にたわんだネットに足を引っかけたり、使わない時にまとめたネットの置き場に困ったりなど、いくつかの安全面での課題がありました。そこで、生徒が安全に集中して授業や部活動に取り組むために導入されたのが、コトブキシーティングの大型電動間仕切り「SIKIRUTO(シキルト)」です。

シキルトは、空間を分けるシート状の仕切り幕で、電動式のため誰でも簡単に素早く設置・収納が可能です。厚みのあるポリエステル素材のシートと下部に取り付けられたサポートバーによって、ボールが当たってもその衝撃を吸収し、隣のコートに大きくあおられることはありません。また、シートは床面に着くか着かないかの位置で停止するため、網目状の防球ネットのように床に余ったネットに足を引っかけることがなく、安全に活動できます。これまでコートサイドのネットを気にしながら運動していた競技も、そのような心配をせずに思いっきり身体を動かせるようになりました。

第2体育館に適した素材選び

第2体育館は地下にあります。そのため、シートの素材は圧迫感が少なく光を通すメッシュタイプをメインにしました。透け感のないソリッドに比べて視認性が高いため、体育の授業では1人の先生が両方のエリアに目を配ることができます。その一方で、通常の防球ネットより網目が細かく隣の様子がはっきりと見えることがないため、自分たちの活動に集中して取り組むことができます。
上階のランニングコースの下のスペースには、シーンに応じて高さ1mほどの置き型のフェンスを設置します。このフェンスのためのカバーを、SIKIRUTOと同じシートで製作しました。フェンスを置くことで、ピンポン球やバドミントンのシャトルは通さず、人の行き来だけができます。

大型電動間仕切り「SHIKIRUTO(シキルト)」が、第2体育館を安全で多機能な空間へと導いてくれることが期待されています。

施設概要

学校法人渋谷教育学園は、渋谷中学高等学校と幕張中学校・高等学校の二つの中高一貫校を有した、国内でも有数の進学校です。21世紀の国際社会で活躍できる人間を育成するため、自らの手で調べ、自らの頭で考える「自調自考」の力を伸ばすことを根幹に、国際人としての資質を養う、高い倫理感を育てる、という教育目標を掲げています。
渋谷中学高等学校のキャンパスは、渋谷駅から徒歩7分という好立地。地下1階地上9階建ての校舎は、地域との調和と快適な環境をコンセプトとして設計されており、竣工時の都市工学の先端技術が駆使されています。2022年度末には、第2体育館に大型電動間仕切りを導入。2021年度・2022年度の卒業記念品として寄贈されました。

インタビュー


既存体育館に大型電動間仕切を導入し、
安全で使いやすい空間を整備

居室データ

所在地
150-0002 東京都渋谷区渋谷1-21-18 地図
施主
学校法人渋谷教育学園
納入
2023年4月
台数
1
関連リンク
渋谷教育学園 渋谷中学高等学校 WEBサイト