島本町消防本部
救急仮眠室・仮眠室

2024.02.20
カプセルホテル・仮眠室
救急仮眠室
仮眠室
救急仮眠室
仮眠室

施設説明

隊員の仮眠環境向上を目指した島本町消防本部

島本町消防本部は、大阪府の島本町全域を管轄とし、日々町の安心安全な暮らしを守っています。24時間体制で働く消防・救急隊員にとって、身体を休めるための重要な場所となる仮眠室。島本町消防本部の仮眠室は、出動に備えた隊員が使用し、出動指令の予告トーンが鳴る「救急仮眠室」と、その他の隊員が使用する「仮眠室」の二つに分かれています。
これまで両仮眠室は、ベッドの間を簡易的なパーテーションとカーテンで仕切っていました。天井まで仕切られておらず、カーテンも薄いため、物音や光による睡眠の妨げ、感染症対策への不安という課題を抱えていました。
隊員の睡眠の質の向上と健康維持のため、2023年2月に納入されたのが、18床のコトブキシーティング製カプセルベッドです。

既存の施設のまま、快適な仮眠環境を提供

カプセルベッドは上段・下段の2段で構成されるため、ベッドが並べられていた既存の居室のまま、十分な数の寝床を確保することができます。
納入されたカプセルベッドは、ベッドへの出入り口を寝る時の身体の向きと平行に設置したサイドオープン型。開口部を広く確保できるため、出入りのしやすさが特長です。握りやすい手摺と、足をかけやすい大きなステップが相まって、緊急出動の際もスムーズにベッドから出ることができます。
空調設備スペースがコンパクトにまとまっているため室内は広く、身体をしっかり伸ばして休めます。枕元にはUSBジャックも装備され、スマートフォンなどの充電も可能です。

感染症対策機能をもったカプセルベッド

今回採用されたカプセルベッドは、感染症対策機能をもったHEPAフィルター搭載型スリープカプセルです。
カプセル内に搭載されたHEPAフィルターが、ウイルスをはじめ花粉やほこりなど、空気中のごく小さな粒子を補修します。換気扇で、常に空気を循環させることにより、カプセル内だけでなく仮眠室内の空気も清潔に保つことができます。
通常のカプセルベッドは、ベッドの出入り口をカーテンやロールスクリーンで仕切ることが多いですが、本製品はスライドドアを採用。飛沫防止に加え、これまで気になっていた仮眠室内の物音や光による睡眠の妨げを大幅に軽減します。個室に近い、落ち着いたプライベート空間を確保できると、隊員にも好評です。
カプセルベッドには特殊な液体で抗菌・抗ウイルス加工ができるヘルスブライトを塗布し、より安心して利用できるようになりました。

施設概要

1970年に設置された島本町消防本部は、大阪府の北東部に位置する島本町全域を管轄とし、日々地域の災害に備えています。
1978年に竣工した庁舎の1階には、24時間体制で働く隊員が仮眠をとるための「救急仮眠室」と「仮眠室」が設けられています。
2023年2月、これまで二つの仮眠室に並んでいたベッドを撤去。24時間体制で働く約50名の隊員の睡眠の質の向上、健康維持を目指し、既存の居室に18床のカプセルベッドを導入しました。

居室データ

所在地
618-0024 大阪府三島郡島本町若山台1-2-5 地図
施主
島本町
納入
2023年2月
床数
18
(救急仮眠室:4床、仮眠室:14床)
関連リンク
島本町消防本部 WEBサイト

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