充実した学びにつながるカフェテリア空間
2019年8月にオープンした純真カフェ。Medical Learning Centerの1Fにある、学生のための寛ぎ空間です。
エントランスを入ると、美しい木製の建具が出迎えます。家具の町として有名な、福岡県大川市の大川組子が施された特注のデザインです。その先に広がるのは、ワンフロア全体を贅沢に使った華やかなカフェテリア空間。ランチライム以外でも、学生が空き時間を過ごせるようにゾーニングを行い、多くの家具を取り揃えました。一人でもグループでも、気軽に利用しやすい雰囲気に仕上げられています。
多様な家具を用いて、さまざまな居場所を創造
カフェ内は、さまざまなシチュエーションを想定してゾーニングを行いました。入口から奥に進むにしたがって、ソファなど柔らかな家具を多く配し、くつろげる空間となっています。
学生に特に人気なのが、数種類のソファやスツールを自由に組み合わせて使えるグループ席。モダンなカフェのようなそのエリアは、休憩時間のおしゃべりだけでなくグループワークなどにも便利です。資料を広げたテーブルを囲み、熱のこもったディスカッションが繰り広げられています。
壁をくり抜いたように設けられたブース席も、人気の高い座席です。壁に囲まれた秘密基地のようなブース席は、緩やかに周囲と区切られた個室のような空間。周りと少し距離をとって話をしたい時や、資料を広げて集中したい時にも便利です。
また、一人でも気軽に利用できるよう、カウンター席は窓際と大きいハイテーブルの２種類を用意しました。窓際の席は外を向いて座り、ハイテーブルは座ると他の席と目線の高さが変わるなど、利用時の視線に配慮した設計です。レポートの執筆や、自習時でも集中しやすい環境にしています。
その他にも、片側がソファになったテーブル席や、正方形テーブルの4人席エリアなど、学生がその時々のシチュエーションや気分に合わせて選べるようになっています。
それぞれのエリアの間は、圧迫感のない棚や植栽で緩やかに仕切りました。意匠性の高い天井からは、包み込まれるような柔らかな間接照明が降り注ぎます。所々に配したグリーンにより、つい長居したくなるような心地の良い空間が完成しました。
施設概要
医師である福田昌子氏によって創設された純真学園（前身：学校法人純真女子学園）は、私学としては日本で最初の高等学校衛生看護科を設置した、医療系の人材育成に特化した専科大学です。
2019年8月、さらなる教育の充実を図るため「Medical Learning Center」が竣工しました。最新の設備を取り入れた講義室・実習室を設け、時代の要請にこたえた優れた医療技術者の育成に尽力しています。
インタビュー